最近は、空いた時間で気軽に脱毛できる家庭用脱毛器を使う方が増えています。特に、コロナ禍で需要が高まったようです。しかし、使用方法を誤ると色素沈着の恐れもあります。ここでは、家庭用脱毛器の色素沈着の恐れについて詳しく解説します。家庭用脱毛器の処理を避けるべきタイミングや使用後のケアについても紹介しているので、参考にしてみてください。
家庭用脱毛器の使いすぎは色素沈着の恐れがある?
家庭用脱毛器は、自宅で好きなタイミングに脱毛できるので、毎日使いたくなる方もいるかもしれません。確かに、家庭用脱毛器は個人が扱えるように、エステやサロンで使用される業務用脱毛器より出力が弱く設定されています。しかし、決められた使用頻度や出力レベル・照射時間を守らないと、火傷や肌が黒ずむ色素沈着が起こる可能性があります。
黒ずんだ肌の色素沈着は、肌の新陳代謝であるターンオーバーで改善することがありますが、火傷による色素沈着は、場合によってレーザー治療などを行う必要が出てきます。
そのため、家庭用脱毛器を使用する際にも「毛周期」に合わせて使用することが大切です。毛周期とは毛が抜け変わる循環リズムのことです。多くの家庭用脱毛器は毛の黒い部分であるメラニンに反応して脱毛を促します。メラニン色素の濃い毛である成長期に照射すると効果的です。
家庭用脱毛器を使い過ぎたり、使用時期を誤ったりすると、ただ肌に負担をかけるだけになってしまいます。メーカーによって、それぞれ肌負担の少ない頻度などが決められているので、しっかりと守った上で使用しましょう。
家庭用脱毛器の適切な照射間隔
毛周期は、毛が濃い部分ほど長く、毛が薄い部分ほど短くなります。そのため、部位によって照射間隔を変えるとベストです。パーツ別に家庭用脱毛器の適切な照射間隔を紹介します。
腕
腕の毛周期は4~5ヵ月とされています。しかし、自分で見ただけでは、今の毛が毛周期のどの段階なのか判断するのは難しいでしょう。そのため、1~2週間に1度シェービングを行い、新たに生えてきた成長期のムダ毛に照射することが効果的です。肌への負担も軽くできるでしょう。家庭用脱毛器を使い始めの頃は1~2週間のお手入れを、ムダ毛が薄くなってきたという感覚があれば、照射間隔を1~2ヵ月に1度などに広げていきましょう。
脚
脚も毛周期は4~5ヵ月とされています。腕と同様に、1~2週間に1度シェービングを行い、新たに生えてきた成長期のムダ毛に照射。ムダ毛が薄くなってきたら徐々に間隔をあけていきます。脚のムダ毛は広範囲になるので、照射ムラが出やすくなります。1~2週間に1度のお手入れを5~6回繰り返してから効果を確かめましょう。
ワキ
ワキの毛周期は2~3ヵ月とされています。特に夏はワキのムダ毛が目立ちやすいので、毎日ムダ毛処理をする方も多いのではないでしょうか。しかし、家庭用脱毛器の使いすぎはワキの色素沈着につながるので、脱毛し始めは1~2週間に1度使用しましょう。効果を感じ始めたら徐々に回数を減らして、毛周期に合わせた頻度で照射することをおすすめします。ムダ毛が濃いため、他の部位よりも効果を実感するまでに時間がかかりますが、焦らず適切な頻度のケアを行うことが重要です。
顔
照射間隔は1~2ヵ月が良いとされていて、他の部位より周期が早い傾向にあります。しかし、顔の皮膚は腕や脚などと比べて薄く、傷つきやすいです。頻繁なシェービングや家庭用脱毛器の使用は肌トラブルにつながってしまいます。また、照射しすぎで火傷をした後の色素沈着も目立ちやすくなるので、照射間隔を2~3週間以上あけたほうが肌への負担を減らせます。
VIO
VIOは1ヵ月半~2ヵ月が毛周期とされています。VIOのムダ毛は濃く太いので、他の部位の柔らかい毛より脱毛に時間がかかります。腕や脚と同様に、脱毛し始めは1~2週間に1度の照射間隔で行い、ムダ毛が減ってきたと感じたら頻度を少なくしていきましょう。
家庭用脱毛器での処理を避けたほうが良いタイミング
家庭用脱毛器で処理をする場合、成長期の毛に合わせて照射することを推奨しますが、避けたほうが良いタイミングも存在します。それが日焼けをしている時、体調不良の時、生理の時です。詳しく解説します。
日焼けをしている時
日焼けした肌に家庭用脱毛器で照射すると火傷の原因になります。なぜなら、家庭用脱毛器が照射する光の多くは、毛の黒い色素であるメラニンに反応して脱毛するからです。日焼けした肌はメラニンが多いため、照射の光が反応して火傷の恐れがあり危険です。家庭用脱毛器は特に夏に使用したくなるかもしれませんが、日焼けしてしまった時は使用を避けましょう。
体調不良の時
体調が悪い時は、肌トラブルなどが起きりやすいタイミングです。いつもは平気でも、体調不良の時は予測できないトラブルが起こることがあります。体調が回復してから使用することをおすすめします。
生理の時
生理中は肌が敏感な時期です。何もしていなくても肌が荒れたり、ニキビができたり、デリケートゾーンがかゆくなったりする方も多いと思います。そのため、体調不良の時と同じように、通常なら起こらないトラブルが発生する可能性があります。生理の時期を避けて使用するとベターです。
家庭用脱毛器はどのくらいで効果が出る?
家庭用脱毛器は業務用脱毛器と比べて照射の出力が弱いので効果も限定的です。部位やムダ毛の濃さによって効果の感じ方は異なりますが、一般的に1回~6回では、効果を感じない場合が多いです。7~11回で、人によっては薄くなってきたと感じる場合があります。
多くの方が効果を実感しやすいのは12~16回の照射後です。これには約1~1年半かかります。最初の半年では効果を実感できない方が多く、いかに根気強く続けるが重要になります。
家庭用脱毛器使用後のケア
どのメーカーの家庭用脱毛器を使用しても、アフターケアが重要です。家庭用脱毛器を使用した後は、毛穴に熱がこもりやすく、赤みやかゆみが出やすい状態になるからです。また、肌の水分が減少し、乾燥しやすい状態にもなっています。照射後にお手入れすることで、炎症や乾燥を防ぎ、肌へのダメージを抑えてくれるほか、色素沈着を予防できます。
具体的なお手入れ方法としては、冷たい濡れタオルやハンカチなどで包んだ保冷剤で照射した部分を冷やしましょう。その後、ボディクリームなどでしっかりと保湿することが大切です。家庭用脱毛器を繰り返し使用して効果を実感しやすくするためにも、肌ケアをしっかり行い、良い状態を保ちましょう。
また、家庭用脱毛器を使用した後は肌が繊細になっているので、照射したすぐ後にシェーバーなどを使用するのは避けるようにしてください。
適切な使用頻度とケアで色素沈着を防ぐ
これまで家庭用脱毛器の色素沈着の可能性について解説してきました。家庭用脱毛器を誤った頻度で使い続けると肌を傷つけ、火傷・色素沈着の恐れがあります。部位ごとの使用頻度を守って使用し、照射後は冷却や保湿をしっかりと行うことが大切です。
しかし、家庭用脱毛器は出力が弱いため効果を実感しにくく、自宅で続けるのは難しいという方もいると思います。そんな方におすすめなのが業務用脱毛器です。
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