脱毛サロンの開業を検討している方のため、開業の流れや必要な備品について紹介します。開業前に知っておきたい運営のポイントについてもまとめています。ぜひ、参考にしてみてください。
脱毛サロン開業の流れ
脱毛サロン開業までの8つの段階について、順番に紹介していきます。
業務用脱毛機の選定
まず始めに、業務用脱毛機を選びましょう。脱毛機は、直接集客や売上に関わります。業務用脱毛機のメーカーの中には、開業や経営のサポートサービスを無料で行っているところもあります。業務用脱毛機で行える施術の種類や価格のほか、サポート体制も考慮して選びましょう。
事業計画書の作成
業務用脱毛機を選んだら事業計画書の作成に取りかかります。事業計画書とは、事業の内容や収益の見込みなどを説明するための書類です。脱毛サロンの事業計画書では、具体的に、創業の動機や提供するサービスの内容、サロンのコンセプト、必要な開業資金、売上予測などを記入する必要があります。事業計画書を作成する段階までに、どんなサロンにするのか、どんなサービスを提供するか、収支計画はどうするかなどを細かく決めておきましょう。
資金調達
事業計画書を作成することで必要な設備や資金がわかります。資金調達の必要がある方は、融資の手続きを進めましょう。また、助成金や補助金を活用できるケースもあります。開業時に受けられるものには、創業時に必要な資金の一部を国などが補助する創業助成金や、商工会議所内で事業を営む事業者を対象とした小規模事業者持続化補助金などがあります。受けられる助成金や補助金は自治体などによって異なるので、対象のものがあるか確認しましょう。
物件や内装の検討
脱毛サロンの経営で物件選びは重要です。物件の種類は主に、自宅、マンションやアパート、テナント、レンタルサロンなどがあります。ターゲット層の商圏であるか、近くに競合サロンはあるか、交通の便は良いかなどを考慮して最適な物件を選びましょう。また、内装も大切な要素の1つです。清潔感や導線を考えることはもちろん、サロンのコンセプトに合わせて考えましょう。
施術内容や価格の決定
どんなメニューをいくらで提供するのかを決めます。メニューや価格は脱毛サロンの集客を直接左右します。安すぎるとサロンの経営が難しくなり、高すぎるとお客様が集まらない可能性があります。サロンのコンセプトに合ったメニューを、お客様が満足する価格で提供できるよう慎重に決めましょう。
広告方法の検討
開業前に広告方法も検討しなくてはなりません。新しくオープンするため、まずはお客様に知っていただくことが重要だからです。脱毛サロンの広告方法には、SNSで宣伝、DM配布、クーポンサイトへ掲載などさまざまです。開業する場所や予算によって広告方法が異なるので、効果的な広告方法を検討しましょう。
備品の購入
物件やメニューが決まったら、必要な備品を購入しましょう。脱毛サロンの備品は、施術用のベッドやタオル、ジェル、シェーバー、スリッパなど細かいものを含めるとたくさんあります。特にお客様が使用する物は、衛生面や肌触りに配慮して選ぶことをおすすめします。
施術の練習
設備や備品が揃ったら、施術の練習を始めましょう。慣れていないままオープンを迎えてしまうと、トラブルの元になります。余裕を持って施術を行うためにはたくさんの練習が必要です。業務用脱毛機のメーカーによっては、講習が受けられるところもあるので、チェックしてみてください。
開業届けを提出
サロンを開業してから1ヵ月以内に、開業届を提出しましょう。店舗の住所がある管轄の税務署に提出します。開業届には、住所や納税地、事業名、屋号などの記入が求められるので、開業前に準備しておくと良いです。また税金の特別控除が受けられる青色申告書の申請も同時に行うこともおすすめします。
脱毛サロン開業に必要な備品
続いて脱毛サロン開業に必要な備品について解説します。
お客様の肌に触れるもの
お客様が使用するものは、肌に触れるものが多いです。衛生的で肌触りが良いものを選ぶようにしましょう。
・業務用脱毛機
・施術用ベッド
・シーツ
・ジェル
・シェーバー
・タオルウォーマー
・スリッパ
・ゴーグル
・ガウン
・使い捨てショーツ、ブラ
・アフターケア用品
・荷物置き、着替え入れ
・メイク落とし
・ティッシュ
スタッフが利用するもの
スタッフが使用するものも、お客様から見られることが多いです。清潔感を大切にしてアイテムを選びましょう。
・制服
・店内設備
・ワゴン
・ゴミ箱
・洗濯機
・掃除機
・粘着クリーナー
・パソコン
・レジ
・書類
・伝票
開業前に知っておきたい運営のポイント
毎年多くの脱毛サロンが開業する中で、どうしたら人気のサロンになれるのでしょうか。開業前に知っておきたい運営の6つのポイントについて解説します。
コンセプト作り
まずサロンのコンセプトはしっかり固めましょう。コンセプトとは、どんな方をターゲットにして施術を提供するか、どんな方針で運営するかを決めたルールです。ターゲットを絞るときには、20代女性というだけでなく、どの地域に住んでいる方か、会社員か主婦か、どのくらいの収入がある方かなど、詳しく詰めていきましょう。コンセプトが決まったら、コンセプトに沿って、店内の色合いや照明、BGMなどを選んでいきます。
固定費の出費をおさえる
運営のポイントとして、毎月かかる固定費を抑えることが重要です。初期費用はどうしても多くかかってしまいますが、その後の固定費が高いと、お店の経営が軌道に乗るまでに資金が足りなくなってしまいます。固定費の中でも家賃は大きな割合を占めます。物件を決める前に適正な価格か、経営を圧迫しないかよく検討しましょう。また、通信費などは比較的に抑えやすいのでチェックしてみてください。
リピートしてくれるお客様を増やす
脱毛サロンの経営ではリピートしてくれるお客様を増やすことが大切です。リピート客が増えると集客にかかるコストを削減できるほか、客単価が上がりやすくなり、サロンの経営が安定するからです。リピートしてくれるお客様を増やすため、何度も通いたくなるようなサービスを取り入れましょう。よくあるのがポイントカードです。来店回数や売上の金額によってポイントを付与し、メニューの割引や商品がもらえるなどの特典を用意します。そのほか、クーポンを配布したり、紹介制度を取り入れたりするのも効果的です。
適切な値段設定
近隣のサロンの価格をチェックし、コンセプトに合った価格設定をしましょう。始めは、集客できるか不安で、料金を安く設定しがちです。しかし、結局採算が取れず、経営を続けられないケースも多くあります。お客様に満足してもらえるような施術を適切な価格で提供しましょう。
毎月の目標設定
毎月の目標設定をすることは、経営をしていく上でとても大切です。近隣のサロンや、同じ業態のサロンの売上を参考にして売上目標を決めましょう。目標を設定するのと同時に、何にいくら出費したのか、1つ1つ把握することも重要です。開業したては、お客様対応でいっぱいいっぱいになりやすいですが、始めから売上と支出をしっかりと管理しましょう。
メンテナンスの負担が増える可能性がある
固定費のほかに、突然メンテナンスの負担が増える可能性があります。メーカーのメンテナンス保証がついている業務用脱毛機なら安心ですが、中古などで購入したものは、修理代やメンテナンス代が全額自己負担となるケースがあります。また、業務用脱毛機のほかに、水回りなども故障することがあります。メンテナンスの負担も加味して、普段から余裕を持った経営を心掛けましょう。
脱毛サロンの開業準備は余裕を持って
脱毛サロンを開業するにあたっての流れや必要な備品について紹介してきました。開業するには、業務用脱毛機の選定から事業計画書の作成、物件選びなどやらなければならないことがたくさんあります。また、準備する備品も数多くあるため、余裕を持って開業準備を進めましょう。
株式会社はいぽけっとでは、業務用脱毛機を購入した方に、導入後の研修や、販促ツールの提供など、経営サポートを無料で行っています。脱毛サロンの経営が初めての方にとって心強いサポートです。業務用脱毛機でお悩みであれば、1度ご相談ください。
