「ほくろがあると脱毛できない」という話を聞いたことはありませんか?
ほくろが多い方は、脱毛したくても不安に思うのではないでしょうか。
ここでは、ほくろ部分の脱毛は可能なのか、ほくろがあっても脱毛できる方法はあるのかについて解説します。
ほくろ部分に脱毛を行う場合の注意点についてもまとめているので、参考にしてみてください。
ほくろ部分の脱毛は可能?
そもそも、ほくろがある部分の脱毛はできるのでしょうか。結論として、ほくろがあるところにはレーザーや光を照射できません。なぜなら、レーザー脱毛や光脱毛は、黒いメラニン色素に反応させて脱毛する方法なので、毛だけでなく、メラニン色素が素になっているほくろにも反応してしまうからです。ほくろがレーザーや光を吸収してしまうと、強いエネルギーで火傷を起こすことがあります。そのため、ほくろから生えている毛は、基本的にレーザー脱毛や光脱毛の施術対象になりません。また、ほくろの周辺に生えている毛も、同様の理由で簡単には脱毛でできません。
しかし、ほくろにシールを貼る、ほくろ部分には照射しない、メラニン色素に反応させない脱毛方法にするなどの対策をとることで、脱毛が可能になります。
ほくろがあっても脱毛できる方法
ほくろ部分にレーザーや光が照射されると、肌トラブルの可能性があることをご紹介しました。それでは、脱毛したい部分にほくろがある方はどうしたらよいのでしょうか。ここでは、ほくろがあっても脱毛できる5つの方法を紹介します。
SHR脱毛
「SHR脱毛」は、ほくろにも照射できる脱毛方法です。レーザー脱毛や光脱毛のようにメラニン色素に反応させるのではなく、毛根に毛が生える命令を出す「バルジ領域」にダメージを与えていきます。そのため、金髪や白髪など色素の薄い毛に対応可能なほか、日焼け肌やほくろ、シミなど、すべての肌で脱毛を実施できるのが特徴。また、毛周期に関係なく施術が行えるのもメリットです。ただ、全国でもSHR脱毛を導入している脱毛サロンが少ないので、通うのが大変になる場合もあるでしょう。
SHR脱毛とは?SHR脱毛の効果や仕組み・メリットとデメリット
ニードル脱毛
メラニン色素に反応しない、もう1つの脱毛方法として「ニードル脱毛」があります。ニードル脱毛とは、専用の針を使用して毛穴に電気を流し、発毛組織にダメージを与えたり、破壊したりする脱毛方法です。メラニン色素に反応させるレーザー脱毛や光脱毛とは異なり、電流や高周波で発毛組織にダメージを与えるため、ほくろから毛が生えていても脱毛可能です。
しかし、デメリットとしては、チクッとした痛みを感じやすい、毛穴を1つずつ脱毛していくため時間も費用もかかることがあげられます。広い範囲の脱毛を考えている方は、ほくろのある部分はニードル脱毛、ほくろのない部分はレーザー脱毛や光脱毛というように使い分けるとよいでしょう。
シールで保護する
ほくろに専用の白いシールを貼り、ほくろを保護すれば、上からそのままレーザーや光を照射できます。お金や時間をかけずに脱毛できるのが特徴。
しかし、シールを貼る対策は、ほくろの周囲に生えている毛の脱毛に使用できる方法で、ほくろから生えている毛は脱毛できません。ほくろから生えている毛にアプローチしたい場合は、先述のSHR脱毛やニードル脱毛が向いているでしょう。また、脚や腕などにほくろが多い方は、専用シールを貼る枚数が増えます。その分、脱毛可能な面積も少なくなるため注意が必要です。
レーザーの出力を抑える
ほくろへの影響を避けるため、レーザーの出力を下げて照射する場合もあります。出力を下げると、ほくろのメラニン色素に反応しても高い熱の発生を抑えることができ、ダメージも軽減できます。ただ、出力を下げる分、脱毛効果も低くなります。そのため、脱毛が完了するまでに必要な施術回数が増えたり、通う期間が長くなったりすることも。
また、追加の照射には料金がプラスで発生するケースが少なくありません。別料金を避けたい場合は、出力を下げてほくろに照射するのではなく、シールなどで保護してくれるクリニックや脱毛サロンを選びましょう。
ほくろ部分に直接照射しない
ほくろの周りの毛を脱毛したい場合、ほくろそのものへの照射は避けて脱毛する方法もあります。ただし、ほくろを避けると、ほくろのすぐそばにあるムダ毛には対応できません。また、ほくろを避けてレーザーや光を照射する場合も、シール貼って行う必要があります。
ほくろ部分の脱毛における注意点
対策を行えば、ほくろ部分も脱毛できますが、注意しなければならない点も多くあります。ほくろ部分の脱毛における4つの注意点について解説します。
火傷のリスクがある
冒頭でもご紹介しましたが、ほくろにレーザーや光を当てると、メラニン色素に反応して火傷してしまう可能性があります。特に、隆起したほくろや色が濃いほくろはレーザーなどの影響を受けやすいです。火傷のリスクを下げるためにも、ほくろの多い方はメラニン色素に反応しないSHR脱毛やニードル脱毛をおすすめします。
かさぶたになりほくろが膨らむ
レーザーや光がほくろに直接当たることで、ほくろが膨らんで見えることがあります。しかし、これはほくろが膨らんでいるのではなく、ほくろの上にかさぶたができて盛り上がっている状態です。施術後の一定期間、ほくろが膨らんで見えることがありますが、時間の経過とともに症状は治まります。
ほくろが焦げる
レーザーや光がほくろに照射されると、かさぶたになるほか、焦げた状態になる場合があります。クリニックや脱毛サロンでは、基本的に、ほくろにシールを貼るなどの対策が行われますが、ほくろが小さい場合はそのまま施術を行うことも。その際に、照射の影響を受けてほくろが焦げることがあるのです。時間の経過とともに症状は落ち着いていきますが、いつまでも治らない場合は皮膚科を受診しましょう。
ほくろが薄くなる
ほくろ部分を脱毛すると、かさぶたができることがあると触れました。かさぶたになった後は、ほくろの色が濃くなるのではと思うかもしれませんが、むしろ、薄くなることがあります。なぜなら、ほくろ除去のためにレーザーを使用するケースがあるため、レーザー脱毛の照射で色が薄くなっても不思議ではないからです。お気に入りのほくろがあり、色を薄くしたくないという方は、事前にスタッフに相談しましょう。
脱毛でほくろを消すことは可能?
「ほくろ除去もレーザーで行うなら、レーザー脱毛でほくろが消えるのでは」と思う方もいるかもしれません。しかし、ほくろを除去するレーザーと、脱毛のレーザーは出力が異なります。脱毛用のレーザーを当てた結果、ほくろが薄くなることもありますが、反対に大きくなったり、濃くなったりするケースも否定できません。ほくろの除去が目的の場合は、必ず専用の施術を受けましょう。
ほくろ部分の脱毛には対策が必要
ほくろ部分の脱毛について解説してきました。クリニックのレーザー脱毛や脱毛サロンの光脱毛は、基本的に黒いメラニン色素に反応させて脱毛します。そのため、メラニンを含むほくろに照射すると、ほくろ部分が火傷状態になる、かさぶたになる、焦げるなど、肌トラブルのリスクがあります。ほくろ部分の毛を脱毛したい場合は、白いシールでほくろを保護する、レーザーの出力を抑えるなどの対策が必要です。
または、SHR脱毛やニードル脱毛など、メラニン色素に反応させない脱毛方法を選びましょう。
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ほくろ部分の脱毛を検討中の方は、ぜひ1度ご相談ください。