業務用ニードル脱毛機には主に2種類があります。
それぞれ特徴は異なりますが、導入によって幅広いニーズに対応できることや、永久脱毛を提供できることなどがメリットです。
この記事では業務用ニードル脱毛機を購入する際に知っておきたい基礎知識について解説します。
業務用のニードル脱毛機とは?
業務用ニードル脱毛機とは、毛穴にニードルを挿入し、電流を流して発毛組織を破壊する機器のことです。
光脱毛機や医療レーザー脱毛機などその他のマシンに比べて効果が高く、業務用ニードル脱毛機で施術をすると永久脱毛が行えると言われているため、効果の持続性にも優れています。
毛穴にニードルを刺すという施術は、一度に処理できる毛の本数が少ないものの、業務用ニードル脱毛機を使用すると即効性が高く、迅速に効果を実感できます。
ニードル脱毛の種類
ニードル脱毛には大きく分けて、以下の2つの種類があります。
✓ 美容電気脱毛
✓ 絶縁針脱毛
それぞれの特徴について、簡単に解説します。
美容電気脱毛
美容電気脱毛とは、主にエステサロンに設置されている業務用ニードル脱毛機です。資格がないスタッフも施術可能ですが、ニードルの加工がされていないため、やけどやトラブルのリスクが高いという特徴があります。
そのため出力は弱めに設定されており、脱毛効果も「永久脱毛に近い」レベルであり、高くはありません。
絶縁針脱毛
絶縁針脱毛は主にクリニックに設置されている業務用ニードル脱毛機であり、国家資格を持つ医師や看護師のみに施術が許されています。
永久脱毛の効果が認められている唯一の脱毛方法で、ニードルに絶縁の加工が施されていることから、やけどやトラブルのリスクは低いです。ただし施術の際には強い痛みがあり、麻酔を使うこともあります。
業務用のニードル脱毛機を購入するメリット
次に業務用のニードル脱毛機を購入するメリットについて、以下の2点から詳しく解説します。
幅広い患者様に対応できる
業務用のニードル脱毛機を購入する1つ目のメリットは、幅広い患者様に対応できる点です。光脱毛やレーザー脱毛などの脱毛方法は、毛の黒い色に反応させて脱毛する施術方法のため、色素の薄い白髪や産毛のような細い髪の毛の場合、脱毛効果が期待できません。
また、日焼け肌の場合にも火傷の恐れがあるなど、どうしても対応できる患者様に制限が出てしまいます。メラニンが含まれない白髪には施術の効果がなく、日焼け肌では肌に反応してやけどの恐れがあったためです。
しかし業務用ニードル脱毛機は毛穴の直接アプローチするため、メラニンや肌トラブルに関係なく施術が行えます。
永久脱毛効果が認められている
美容クリニックなどで施術が可能な絶縁針脱毛方式の業務用ニードル脱毛機は、数ある業務用脱毛機の中で唯一、永久脱毛効果が認められています。
ニードル脱毛で施術した部分からは、再度毛が生えてくることはほとんどありませんので、再度脱毛する必要がなく、効果の高い脱毛方法です。
したがって業務用ニードル脱毛機を導入することで、「制毛」や「減毛」ではなく、「永久脱毛」を希望する患者様にも対応できるようになります。
また、施術によりすぐに毛根が破壊され毛が抜け落ちるため、即効性の高い脱毛方法である点もメリットといえるでしょう。
業務用のニードル脱毛機を購入するデメリット
業務用ニードル脱毛機の購入にはメリットがある反面、デメリットもあります。
ここでは、業務用のニードル脱毛機を購入する上でデメリットとなる部分を、以下の2店から詳しく解説します。
✓ 患者様の満足度の低下につながる懸念
✓ コスパが低い
患者様の満足度の低下につながる懸念
1つ目のデメリットは、患者様の満足度の低下につながる懸念があることです。
ニードル脱毛は、その施術の特徴から、以下のような特徴があります。
✓ 痛みが強い
✓ 費用が高くなる
✓ 施術時間(期間)が長くなる
どれも患者様にとっては、抵抗感の強いものであり、満足度の低下につながりやすくなります。
痛みが強い
ニードル脱毛の最大のデメリットともいえるのが、痛みが強いということです。
肌に直接針を刺し電流を流すため、レーザー脱毛や光脱毛に比べてもかなり強い痛みが伴います。
人によって痛みの耐性は異なりますが、痛みに弱い人なら施術を中断してしまうほどの強い痛みのため、美容クリニックなど国家資格をもった医師や看護師がある場合は、麻酔クリームや笑気麻酔などで、痛みを緩和することもあります。
美容サロンの場合は、麻酔を使用することができず、痛みが緩和できないため、お客様に痛みに耐えていただく必要がある点は、デメリットでしょう。
費用が高くなる
ニードル脱毛は、光脱毛やレーザー脱毛に比べて、費用が高額になりやすい点もデメリットです。
ニードル脱毛の費用は、1本あたりもしくは施術1分あたりで費用が設定されているのが一般的です。
脱毛は1部位あたりでも数千本の施術が必要となるため、施術費用は数十万円単位でかかります。
光脱毛やレーザー脱毛に比べると、お客様の費用負担は非常に大きくなります。
施術時間(期間)が長くなる
ニードル脱毛は、施術時間(期間)が長くなってしまうこともデメリットです。
ニードル脱毛では、毛穴に針を刺し電流を流す、毛をピンセットで抜くのをワンセットとして、毛の量だけ繰り返します。
1時間に脱毛できる量は600本程度のため、施術自体に時間がかかります。
また、痛みが強く、1回の施術で脱毛できるのは全体の20%程度までですので、施術期間も長くなるのが特徴です。
お客様にとっては、施術時間・期間ともに長期にわたる点は、負担となります。
コスパが低い
2つ目のデメリットは、コスパが低いということです。
ニードル脱毛は毛穴一つひとつに施術をしていくため、1人あたりの施術時間が長いため、回転率が非常に悪くなります。
毛穴に丁寧に針を刺す技術も必要になり、未熟なスタッフが行うことで火傷などのトラブルにつながる恐れもあります。
そのため、クリニックスタッフの技術面の育成コストも必要となるため、クリニック側にとっては負担が大きくなるでしょう。
また、施術時間が長いため、機械を長時間使用することになるので、電気代もかかります。
さまざまな面で、他の脱毛方法よりもクリニック側のコスト負担が大きく、コストパフォーマンスが悪いこともデメリットです。
ニードル脱毛とほかの脱毛との違い
それでは次に、ニードル脱毛と他の脱毛との違いについて、「光脱毛」「レーザー脱毛」のそれぞれで見ていきましょう。
当然のことながら、どの脱毛方法にもメリット・デメリットがありますが、痛みや費用面とったお客様の負担が少なく、一定の効果が期待できる光脱毛がおすすめです。
美容サロンの多くで光脱毛が主流となっているのも、こういったメリットを反映したものといえそうです。
光脱毛との違い
光脱毛は、光を照射することで脱毛を促す脱毛方法です。
ニードル脱毛との大きな違いは
✓ 痛みが少ない
✓ コストパフォーマンスが良い
✓ 永久脱毛ではない
✓ 日焼け肌には施術できないなど、施術できる範囲が狭い
などです。
光脱毛はニードル脱毛よりも痛みが少なく、手頃な価格で始められるためお客様の負担が少ない点がメリットといえます。
一方で永久脱毛ではなく減耗にとどまるため、将来的には再び施術が必要であることや日焼け肌など、肌の状態によっては施術できない場合がある点はデメリットです。
レーザー脱毛との違い
レーザー脱毛の基本的な仕組みは光脱毛と同じですが、より出力の強い光を当てることで半永久的な脱毛効果が期待できる脱毛方法です。
ニードル脱毛との違いは
✓ 痛みが少ない
✓ 費用が比較的安い
✓ 肌や毛の状態によっては施術できない場合がある
などです。
レーザー脱毛は一般的には光脱毛よりも痛みが強くなりますが、冷却機能など痛みを抑制する措置によって、ニードル脱毛よりは痛みが少なくなっています。
費用面でも1本1本を処置するニードル脱毛に比べると安価です。
一方で光脱毛と同じく、肌や毛の状態によっては、施術ができない場合があります。
エステサロンなら光脱毛ほぼ一択!
業務用ニードル脱毛機にはさまざまなメリットがありますが、エステサロンであればほぼ業務用光脱毛機一択でしょう。
なぜなら業務用光脱毛機の施術には資格が不要で、どのようなエステサロンでも導入できる強みがあるためです。
また痛みが少なく、お客様にも負担がかかりません。
やけどや痛みのリスクが低く、費用面でも安いことから脱毛が初めてのお客様でも手軽に始めやすく、集客のための糸口になりやすい業務用脱毛機です。
施術回数が多いことがデメリットと言えますが、その分、施術を受けているお客様はエステサロンに何回も足を運ぶことになるため、商品販売の機会を増やすことにも繋げられます。
エステサロンなら業務用ニードル脱毛機よりも、業務用光脱毛機のほうがあっているでしょう。
業務用ニードル脱毛機の購入はデメリットも把握してから
今回の記事では、業務用ニードル脱毛機の概要や購入のメリット・デメリット、他の脱毛方法との違いについて、詳しく解説しました。
業務用ニードル脱毛機は永久脱毛が可能で、幅広い患者様に対応できることがメリットですが、やはりデメリットがあることも知っておいてください。
そしてもしエステサロンで導入するなら、扱いやすく、集客効果も狙えることから業務用光脱毛機のほうがおすすめです。
はいぽけっとでは高性能の業務用脱毛機を取り揃えております。エステサロンでの導入をご検討の際は、ぜひお問い合わせください。