アレキサンドライトレーザー脱毛が気になっているもののよくわからない方のため、アレキサンドライトレーザー脱毛の効果や主な医療脱毛との違い、適した部位について解説します。脱毛に必要な期間や注意点に関してもまとめているので、参考にしてみてください。
アレキサンドライトレーザーとは
アレキサンドライトレーザー脱毛は医療脱毛レーザーの1種です。アメリカでは、米国食品医薬局より、永久減耗目的のレーザー治療器として認められていて、日本でも厚生労働省の医療機器認可を取得してます。
アレキサンドライトレーザーは、アレキサンドライトという宝石を用いて755㎚の波長を出しメラニン色素に反応させる仕組みです。ほかの医療脱毛レーザーと比べて波長が短く、メラニン色素によく反応するため、濃い毛や太い毛の脱毛を効率的に進められるのが特徴。比較的日本人の肌質や毛質と相性が良いといわれていて、現在多くのクリニックで導入されています。
アレキサンドライトレーザーは、黒色や褐色に選択的に反応するので、脱毛以外にも、シミやソバカス、太田母斑などの色素性疾患の治療に使われるケースも。また、肌のコラーゲン生成を促進し毛穴の開きを改善してくれるので、美肌効果も期待できます。
参照元：厚生労働省公式HP（https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc2369&dataType=1&pageNo=1）
アレキサンドライトレーザー脱毛の効果
世界的にも普及しているアレキサンドライトレーザー脱毛。一体どのような効果が期待できるのか、４つのポイントを解説します。
永久脱毛が可能
医療脱毛レーザーなので永久脱毛が可能です。アレキサンドライトレーザーの照射は医療行為と位置付けられていて、医療従事者が医療レーザー機器を扱うことを前提に出力が設定されています。
医療レーザー脱毛は、毛のメラニン色素に反応してレーザーを照射し、熱で発毛組織を破壊する仕組みです。1度破壊された発毛組織は元に戻らないため、長期的な減耗、脱毛効果が期待できます。
濃い毛や太い毛の脱毛に有効
濃い毛や太い毛に高い効果が期待できるというメリットがあります。アレキサンドライトレーザーは、他の医療脱毛レーザーと比べてメラニンの吸収率が良いのが特徴です。
そのため、メラニン色素が多く含まれている濃い毛や太い毛に効果を発揮しやすくなっています。特に、脇やアンダーヘアなどの脱毛に適しているといわれています。効果を早く実感したい方やしっかり脱毛したい方に向いている脱毛方法でしょう。
脱毛と共に美肌効果を得られる
アレキサンドライトレーザーは、美容医療クリニックで、あざやシミ、ニキビ跡の改善にも使用されています。レーザーを照射すると色素が破壊されるため、脱毛だけでなく、色素沈着が薄くなる効果が期待できるのです。
ただ、脱毛に使うレーザーには直接的な美肌効果は期待できません。肌悩みがある方は、美容医療クリニックでアレキサンドライトレーザーの施術を受けることをおすすめします。
冷却ガスにより痛みを軽減する
アレキサンドライトレーザーには冷却装置が付いていて、脱毛する際には、レーザーを照射しながら同時に肌も冷やしていきます。脱毛で生じる痛みはレーザーの熱が原因なので、冷却することで痛みの緩和につながるのです。
しかし、デリケートゾーンは毛が濃く、敏感な部位でもあるので、痛みを感じる恐れがあります。痛みが気になる方は事前に医師に相談し、低めの出力で照射したり、麻酔をしたりなどの対策をしてもらいましょう。
主な医療脱毛レーザーとの違い
医療脱毛レーザーはアレキサンドライトレーザーの他に、ダイオードレーザーとヤグレーザーがあります。ここでは、アレキサンドライトレーザーと、それらのレーザーとの違いについて解説します。
ダイオードレーザー
ダイオードレーザーは800～940㎚の波長を持つレーザーです。脱毛効果はアレキサンドライトレーザーの方が高い傾向にありますが、ダイオードレーザーは、日焼け肌にも使えます。施術中の痛みはアレキサンドライトレーザーよりも少ないといわれていて、脱毛効果よりも痛みを抑えたいという方に向いている脱毛方法でしょう。
ヤグレーザー
ヤグレーザーは1064㎚の波長であるため、皮膚の深いところまでアプローチできるのが特徴です。そのため、毛根が深い毛にアプローチできます。しかし、アレキサンドライトレーザーよりも施術中の痛みが強くなる恐れがあるので注意が必要です。
アレキサンドライトレーザー脱毛に適した部位
アレキサンドライトレーザーの効果で、濃い毛や太い毛の脱毛に有効だとご紹介しました。そのため、比較的太い毛が生えている、脇やＶライン、前腕、下腿、大腿などの脱毛に適しています。
また、メラニン色素に反応しやすいので、どちらかといえば色白の方やあまり日焼けしていない方に向いている脱毛方法です。
アレキサンドライトレーザー脱毛に必要な期間
アレキサンドライトレーザー脱毛に必要な回数は、一般的に5～8回程度とされています。毛には生え変わりのサイクルである毛周期があり、周期はだいたい2ヵ月ほどです。1回の施術では全体の2割程度しか脱毛できないといわれるため、繰り返し施術を受ける必要があります。
1度施術を受けたら約2ヵ月間隔を開ける、を5～8回繰り返すと、脱毛に必要な期間は10か月～1年4ヶ月といえるでしょう。ただ、人によって脱毛効果や毛周期は異なるため、脱毛に必要な期間も変わってきます。
アレキサンドライトレーザーによる脱毛の注意点
太い毛や濃い毛に効果が期待できるアレキサンドライトレーザー脱毛ですが、気を付けるべきポイントもあります。ここではアレキサンドライトレーザー脱毛による4つの注意点を解説します。
産毛への効果が薄い
アレキサンドライトレーザーは黒いメラニン色素に反応する脱毛方法のため、メラニン色素の少ない産毛には反応しづらいというデメリットがあります。色素の薄い産毛や細い毛に照射しても、レーザーの熱や光が毛にうまく吸収されず、分散してしまうためです。産毛などを脱毛したい場合は、メラニン色素に関係なく照射できる蓄熱式の脱毛機がおすすめです。
日焼け肌への反応が強い
アレキサンドライトレーザーは、毛のメラニン色素に反応しやすいだけでなく、肌のメラニン色素にも反応していしまします。そのため、日焼けしていると、肌がレーザーの光や熱を直接吸収してしまい、やけどや肌荒れの原因になる恐れがあります。
日焼けしていると施術を断られたり、延期になったりするので、通院中の日焼けには十分に注意しましょう。医療脱毛中のリスクを軽減する方法としては、屋内で過ごす際も日焼け止めを塗るほか、保湿でレーザーによる乾燥を防ぐ、日光に当たった場合はすぐに冷やすなどの対策が有効です。
硬毛化・毛嚢炎などのリスクがある
アレキサンドライトレーザーで永久脱毛を行うことで、硬毛化や毛のう炎などの副作用が起きるリスクがあります。
硬毛化とは、レーザーを照射することで毛が太く濃くなる現象で、原因は解明されていません。毛のう炎は、脱毛により毛穴に細菌が侵入し炎症が起きる症状で、肌のバリア機能の低下が原因とされています。
レーザー照射により肌が乾燥すると、肌を保護するバリア機能が低下してしまいます。レーザー照射による副作用を避けるためにも、施術後は念入りに保湿をするほか、肌を清潔に保って雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。もし肌に異変が見られた場合は、すぐに医師に相談しましょう。
冷却ガスでも痛みが軽減できない場合がある
冷却装置が付いているので、照射の痛みを軽減してくれますが、それでも痛みが軽減できない場合はあります。
例えば、色素の濃いデリケートゾーンなどは痛みを感じやすく、ゴムで弾かれたような痛みが出ることも。痛みを感じやすいという方は事前に医師に相談し、麻酔や低出力にしてもらうなどの対策を行いましょう。
アレキサンドライトレーザーは濃い毛や太い毛の脱毛に有効な医療脱毛
アレキサンドライトレーザーの特徴や効果を解説しました。アレキサンドライトレーザーは永久脱毛が可能な医療脱毛レーザーです。メラニン色素によく反応するため、濃い毛や太い毛の脱毛を効率的に進められるのが特徴。比較的日本人の肌質や毛質と相性が良いといわれています。
一方で、日焼け肌にも強く反応してしまうことや、細い毛には効果が発揮されないのがデメリットです。産毛などを脱毛したいと考えている方は、蓄熱式の脱毛機を選ぶことをおすすめします。
株式会社はいぽけっとでは、蓄熱式のSHRとメラニン色素に反応させるIPLの2つの方式を搭載した業務用脱毛機を提供しており、太い毛から産毛まで1台で脱毛可能です。
気になる方は、ぜひご相談ください。
