多くのエステサロンに導入されている「業務用毛穴吸引器」。毛穴の汚れを業務用毛穴吸引器でクレンジングすることにより、くすみのない美しい肌に導きます。本記事では導入を検討している方に向けて、期待できる効果や使い方などについて詳しく解説します。

業務用毛穴吸引器（業務用毛穴洗浄マシン）とは

顔の毛穴に汚れが詰まると、顔全体がくすんで見えてしまいます。しかし、毛穴の詰まりは、普段のクレンジングや洗顔だけでは落としきれません。頑固な毛穴の詰まりの解消法の1つとして、業務用毛穴洗浄マシンによる施術があります。

業務用毛穴洗浄マシンとは、肌へのダメージを抑えながら、毛穴汚れにだけアプローチできる専用マシンで、主に毛穴吸引、スクライバー、ピーリングの3種類があります。

その中でも、業務用毛穴吸引器は、細いガラス管を使って、毛穴に詰まった角栓や皮脂の汚れを掃除機のように吸引する機器です。汚れが詰まっている毛穴に対してピンポイントでアプローチできるので、黒ずんだ毛穴にも効果的です。また、毛穴吸引は広がった毛穴を引き締めるため、毛穴汚れを防ぐ効果も期待できます。

業務用毛穴吸引器とよく混同されやすいのが「ピーリング」です。業務用毛穴吸引器と同様に業務用毛穴洗浄マシンの1種で、エステやサロンで人気の施術です。代表的なものに「ウォーターピーリング」があります。業務用毛穴吸引器は、空気と水を使って毛穴の汚れを吸引します。対して、ウォーターピーリングは、水と超音波を使って毛穴の汚れや角質を落とす施術方法であるため、若干吸引力が弱くなっています。

業務用毛穴吸引器は比較的肌への刺激が強いとされているので、敏感肌の人はピーリングのほうが肌に負担がかかりにくいです。毛穴に皮脂や角質が詰まり、肌のターンオーバーが乱れている場合、角栓を取り除くことでターンオーバーのサイクルを整えることができます。よりしっかり毛穴ケアをしたい人には、業務用毛穴吸引器が適しています。

毛穴汚れの原因

毛穴が汚れる原因は、埃や紫外線など外的なもののほかに、角栓があります。角栓とは、過剰に分泌された皮脂や排出されずに溜まった角質のことをいいます。食生活や生活習慣が乱れていたり、肌に合わない化粧品を使っていたりすると皮脂が過剰に分泌され、角栓になるのです。

角栓が毛穴に詰まると酸化して黒くなり、毛穴の黒ずみとして蓄積されます。「いちご鼻」と呼ばれる点々のように見える状態は、角栓が蓄積されたものです。

肌には、新陳代謝の機能であるターンオーバーという仕組みがありますが、肌が乾燥したり、お手入れが不足していたりすると角栓がうまく排出されなくなります。また、Tゾーンや鼻は皮脂腺が発達している部位なので、特に角栓が毛穴に詰まりやすくなっています。毛穴に詰まった角栓を放置していると毛穴の黒ずみとして蓄積し続け、日々のお手入れでは対処できなくなってしまいます。そのため、業務用毛穴吸引器などで早めに対処することが大切です。

毛穴吸引が向いている人

毛穴吸引が向いているのはどんな人なのでしょうか。代表的な2つの肌タイプを紹介します。

皮脂が多い人

まず、おすすめなのが、皮脂が多い人です。毛穴汚れの原因である角栓は、皮脂が過剰に分泌されることによってできます。皮脂が多い人は、毛穴も詰まっているケースが多いです。日常のお手入れでは対処できないので、毛穴吸引による施術がおすすめです。

＞＞毛穴汚れの原因についてはこちら

黒ずみが気になる人

毛穴の黒ずみは、角栓が詰まって酸化した状態です。黒ずみはクレンジングや洗顔では解消できません。毛穴の奥の汚れまでしっかり除去できる毛穴吸引が向いています。ニキビの原因になる雑菌は毛穴の角栓などをエサにするため、黒ずみを除去することで肌荒れ改善の効果も期待できるでしょう。

業務用毛穴吸引器の効果とメリット

業務用毛穴吸引器には様々な効果があります。代表的な3つの効果を解説します。

毛穴の奥の汚れまで除去できる

業務用毛穴吸引器は、毛穴に詰まった汚れを掃除機のように吸引して取り除く施術方法です。クレンジングや洗顔で取り除けるのは肌表面の汚れだけですが、業務用毛穴吸引器なら、毛穴の奥の汚れまでかきだし、角栓の詰まりや毛穴の黒ずみを解消してくれます。

また、毛穴汚れによる肌トラブルも回避できます。毛穴に角栓が詰まり酸化すると、毛穴がふさがれて炎症を起こし、ニキビや色素沈着などのトラブルの原因になることも。毛穴吸引で毛穴の奥の汚れや余分な皮脂を取り除けば、肌トラブルの予防にもつながるでしょう。

皮膚を傷めずに毛穴のケアができる

毛穴の詰まりを解消するためのセルフケアには、ピンセットなどでつまんで引っ張ったり、毛穴パックを使ったりするのが一般的です。また、毛穴が詰まっている場合、ついつい素手で押し出してしまうという方も多いでしょう。

こうしたセルフケアは、毛穴の詰まりが解消したように思えますが、同時に肌にダメージを与えています。肌を引っ張ったりこすったりすると、シワやたるみなど、新たな肌トラブルの原因になりかねません。

業務用毛穴吸引器は、ガラス管を肌に当てるだけなので肌への負担が軽減されます。家庭用の毛穴吸引器を自宅で使用すると、力加減によって肌を傷つける恐れがあるので注意してください。

つるつるの素肌を目指せる

毛穴が詰まっていると、肌がざらついたり、メイクのノリが悪くなったりします。また、毛穴が黒ずんでいると、顔全体もくすんで見えてしまいます。業務用毛穴吸引器で毛穴の奥の汚れまで除去できれば、触り心地の良い素肌を目指せます。

業務用毛穴吸引器のデメリットと注意点

業務用毛穴吸引器は、毛穴洗浄効果が高い分使用にあたって気をつけるべき点や、懸念されるデメリットがあります。とはいえ、注意点に気をつけて施術を行えばデメリットを回避できるので、ぜひ理解しておきましょう。

たるみやシワの原因になる可能性がある

皮膚は薄く摩擦に弱いため、かなりデリケートです。特に皮膚の弱い方が毛穴吸引すると、たるみやシワの原因になることがあります。家庭用の毛穴吸引器ではなく、下準備や施術後のスキンケアメニューが充実しているエステやサロンの施術を選ぶことをおすすめします。

毛穴が開いてしまう可能性がある

エステやサロンの業務用毛穴吸引器は、パワーが強いマシンが多くなっています。そのため、施術を受けたばかりの肌は、皮脂が吸収され皮脂膜が薄くなり、肌が乾燥しやすい状態になります。肌の乾燥が続くと毛穴が開いたり、皮脂が増えたりします。

業務用毛穴吸引器の使い方

業務用毛穴吸引器は、高い毛穴洗浄効果が期待できる分、適切な施術が重要になります。正しくない使い方をしてしまうと肌トラブルを起こしてしまう可能性があるので、使用方法に気をつけましょう。以下に、使い方のポイントをご紹介します。

肌の状態を確認する

業務用毛穴吸引器を使用した施術を受けるにあたり、ニキビができている、肌荒れを起こしているなどの症状があると施術をできないことがあります。肌が著しく乾燥している場合も、さらに乾燥を招く恐れがあるため施術できない場合があります。症状が出ていない部分のみ施術できるケースもありますが、肌トラブルがないことを確認した施術を受けることが望ましいです。

強い吸引力で肌を引っ張らない

皮膚は通常、引っ張られても収縮しますが、強すぎる力で吸引すると、肌を傷つける原因になります。特に乾燥していて毛穴が開いていない状態の肌に当てると、角栓が取りにくく、肌トラブルにつながりやすくなります。施術を行う前はスチームを当てたり、アルカリ性の化粧品を使ったりして肌を柔らかくすることが大切です。

繰り返し使用しない

業務用毛穴吸引器には、1回につき何秒以上当てない、月に何回までなどのルールが設定されています。黒ずみが取れないからといって、何度も当てたり、長く当てたりするのは禁物です。肌を傷めないためにも使用方法を必ず守りましょう。

たるみやシワの原因になる可能性がある

皮膚は薄く摩擦に弱いため、かなりデリケートです。特に皮膚の弱い方が毛穴吸引すると、たるみやシワの原因になることがあります。家庭用の毛穴吸引器ではなく、下準備や施術後のスキンケアメニューが充実しているエステやサロンの施術を選ぶことをおすすめします。

毛穴が開いてしまう可能性がある

エステやサロンの業務用毛穴吸引器は、パワーが強いマシンが多くなっています。そのため、施術を受けたばかりの肌は、皮脂が吸収され皮脂膜が薄くなり、肌が乾燥しやすい状態になります。肌の乾燥が続くと毛穴が開いたり、皮脂が増えたりします。

使用後は保湿をする

上記で述べたように、施術後の肌は乾燥しやすいです。毛穴吸引を行った後は、乾燥を防ぐためにしっかりと保湿をしましょう。化粧水やフェイスマスクなどで保湿をした後に、クリームや乳液などの油分で蓋をすると肌を乾燥から守れます。

HydroSkin Moveの使用方法

HydroSkin Moveは独自に設計したスクライパー「J-PEEL」の特殊構造により、従来のスクライパーよりも細かい振動幅で毛穴の角質や老廃物を掻き出します。先端が丸みを帯びているので、口周りや頬など、細かい部位も均一に施術できる仕様です。また、強力なトルネード水流で毛穴汚れをしっかり洗浄します。同時に強力吸引で汚れを吸い取り、肌を衛生的に保てる点も特徴です。