THERMO LINEは、1台で痩身やフェイシャルなど多用途に対応できる美容機器です。訴求力の高いマシンを探している方は、導入を検討するとよいかもしれません。ここでは、THERMO LINEに期待できる効果、施術時の注意点、カウンセリングのポイントなどを解説しています。
THERMO LINEとは?
THERMO LINEは、フェイシャルからボディまで1台でトータルケアが可能なサーマルフラクショナルです。
サーマルフラクショナルは、ラジオ波を点状に放出し、真皮層から筋膜層に熱を発生させることでSMAS層に作用する焦点式高周波美容機器です。主な特徴として以下の点があげられます。
【サーマルフラクショナルの特徴】
- 肌の内側で熱を発生させるため肌表面の負担を抑えられる
- 広い範囲を対象にトリートメントを行える
- 真皮層から脂肪層に働きかけられる
痛みや熱さを感じにくいため、お客様に提案しやすい施術と考えられます。1台でトータルケアを行える点も踏まえると、導入を積極的に検討したいサーマルフラクショナルといえるでしょう。
THERMO LINEの施術で期待できる効果
THERMO LINEに期待できる効果は以下の通りです。
基礎代謝が上がる
THERMO LINEには、代謝を高める効果が期待できます。ラジオ波を照射すると、細胞が細かく振動して、ジュール熱が発生する仕組みだからです。体が温まると、血液やリンパ液の流れが促されるため、代謝の向上を期待できます。太りにくく、痩せやすい体質を目指すサポートが期待できます。
体温が向上すると代謝量が増加するとされており、これもポイントです。具体的には、体温が1度上昇すると代謝量が約13%増加すると言われています。
参照元:glico https://www.glico.com/jp/powerpro/training/entry28/
脂肪燃焼によりセルライトを改善する
THERMO LINEを用いた施術で、セルライトや脂肪にも働きかけられます。セルライトは、肥大化した脂肪細胞が老廃物などと絡まった状態です。THERMO LINEは、真皮層から脂肪層に働きかけて熱を発生させます。したがって、セルライトを温めることで、脂肪の分解を促進する可能性があります。
THERMO LINEにマッサージを組み合わせることで、リンパ液の流れを改善し、脂肪や老廃物の排出を促すことが重要です。肌の凹凸を気にしているお客様にとって魅力的な施術になるでしょう。
フェイスラインがスッキリする
THERMO LINEには、フェイスラインをスッキリさせる効果も期待できます。肌の内側でジュール熱を発生させることで、血液やリンパ液の流れを促進するためです。余分な水分や老廃物の排出が期待できます。
同様の理由で、顔以外のむくみにもアプローチできます。THERMO LINEを導入すれば、セルライトに悩んでいるお客様だけでなく、顔や体のむくみに悩むお客様にも施術を提案できるでしょう。
参照元:診療と新薬Web https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0055_10_0787.pdf
肌のターンオーバーを促進する
THERMO LINEは、真皮層から筋膜層に熱を発生させて、血液やリンパの流れを促進し、細胞を活性化することで肌のターンオーバーを整えます。この働きにより、古い角質の蓄積を防ぐことで、シミや色素沈着を予防し、肌を明るくする効果が期待できます。
また、エラスチンやコラーゲンの生成を促せるため、肌のハリや弾力が向上することも期待できます。THERMO LINEを導入することで、ボディだけでなくフェイシャルにも対応可能です。
参照元:診療と新薬Web https://www.shinryo-to-shinyaku.com/db/pdf/sin_0055_10_0787.pdf
THERMO LINEの施術時の注意点
THERMO LINEには、施術時に注意したいポイントがあります。代表的な注意点は以下の通りです。
【注意点】
- 出力を上げすぎると、火傷や肌へのダメージを引き起こすことがある
- 同じ箇所に繰り返し照射すると、火傷や肌へのダメージを引き起こすことがある
以上の2点は、施術時に特に注意したいポイントです。また、施術後に血行が良くなることでかゆみが生じたり、好転反応として吹き出物ができたりする場合もあります。これらの点も理解しておくことで、お客様に適切なアドバイスができるでしょう。
THERMO LINEの施術を行うのに適した頻度
THERMO LINEは、基本的に継続した施術が推奨されます。目安となる施術の頻度は以下の通りです。
【施術頻度の目安】
- ボディ:週2回
- フェイシャル:月2回
一般的なサーマルフラクショナルの施術頻度は週1回が目安です。THERMO LINEは、より短い間隔で施術を受けることが可能です。ただし、実際の頻度は、お客様の肌の状態に合わせて調整することが重要です。
THERMO LINEの施術が推奨されていないケース
THERMO LINEの導入を検討している方は、施術が適さないケースを理解しておくことが大切です。以下の条件にあてはまるお客様などには施術を行えません。
【施術が勧められないケース】
- 妊娠中の方
- 授乳中の方
- ペースメーカー、金属などが体内に入っている方
- アトピー、アレルギーの症状がひどい方
- 湿布やステロイドなどの外用薬を使用している方
- 治療している病気がある方
- 病気の治療で薬を服用している方
- 血圧や血管に異常がある方
- ヘルペス、ケロイド体質、その他の皮膚病、感染症がある方
- 1カ月以内(施術内容や体質によって異なる場合があります)に医療用ケミカルピーリング、レーザー治療、ボトックス、ヒアルロン酸注入などを受けた方
- 整形手術をしている方
- 肌に異常がある方や体調がすぐれない方
- ニキビ・吹き出物がひどい箇所
- 肌の乾燥がひどい方
- 肌が非常に敏感な方
- 日焼けをしている箇所
- 刺青(タトゥー)のある箇所
- 肝斑が目立つ箇所
- 皮膚の薄い箇所
- 粘膜部分(唇やデリケートゾーンなど)
- 甲状腺の病気がある方
トラブルを防ぐため、事前にカウンセリングを実施し、施術が適しているか確認しておきましょう。
THERMO LINEの施術前に必要なカウンセリングの内容
THERMO LINEを用いた施術では、カウンセリングを通じて認識の違いを防ぎ、施術への理解を深めることが重要です。カウンセリングで意識したいポイントとして以下の点があげられます。
【カウンセリングのポイント】
- お客様の体調を確認する
- 施術が推奨されないケースに該当しないか確認する
- THERMO LINEについて説明する
- 施術の流れや期待できる効果について説明する
- 注意事項を説明する
- 来店頻度、プラン、料金などを説明する
積極的にコミュニケーションを取り、お客様が安心して施術を受けられるよう配慮することが重要です。
他のエステ機器との違い
THERMO LINEと混同されやすいエステ機器として、光美容機器(IPL)、超音波美容機器(HIFU)、キャビテーションがあります。ここでは、これらとの主な違いを解説します。
光美容機器(IPL)
光美容機器(IPL)は、特殊な光(IPL:Intense Pulsed Light)を肌に照射して、シミ、そばかす、赤ら顔、小じわなどにアプローチする美容機器です。波長域の広い光を照射するため、さまざまな働きが見込まれます。
一方で、作用は比較的穏やかだとされています。THERMO LINEは、ラジオ波を点状に照射し、真皮層から筋膜層までを集中的に温める美容機器です。IPLより波長が長いため、深部まで作用することが期待されます。
超音波美容機器(HIFU)
超音波美容機器(HIFU)は、SMAS層に超音波をピンポイントで照射して、肌の表面に負担をかけず、たるみの改善に効果が期待できる美容機器です。熱によってSMAS層を収縮させ、肌を引き締める効果が期待できます。ただし、たるみの進行具合によっては、十分な効果が得られないこともあります。
また、一時的に違和感を覚えることもあります。THERMO LINEは、真皮層から筋膜層にラジオ波を照射し、脂肪や老廃物の排出を促しつつ、引き締めを図る美容機器です。超音波美容機器(HIFU)とは、仕組みが異なるといえるでしょう。
キャビテーション
キャビテーションは、超音波を照射して、脂肪細胞とその周辺に気泡を発生させる美容機器です。この働きにより、脂肪の分解と乳化を目指します。強い痛みを感じることなく、気になる脂肪にアプローチできる点が訴求ポイントといえるでしょう。
THERMO LINEは、皮下で熱を発生させ、脂肪を温めることで分解を促す美容機器です。代謝を活性化し、排泄を促す点が特徴です。脂肪やセルライトを気にしている幅広いニーズに対応することが期待されます。
THERMO LINE は幅広い効果を期待できる美容機器
画像引用元:はいぽけっと公式サイト(https://thermoline.manomano.info/)
THERMO LINEは、1台でフェイシャルからボディまでトータルケアを行えるサーマルフラクショナルです。ラジオ波を点状に放出する仕組みにより、法規制を遵守しながら幅広い施術が可能です。
具体的には、基礎代謝の活性化や脂肪燃焼の促進、さらにターンオーバーの向上といった効果が期待できます。操作が簡単であることや、他の痩身機器と組み合わせて使用できることも魅力です。競合他店との差別化を図りたい方は、ぜひ導入をご検討ください。製品の詳細や導入後のサポートに関する情報は、以下のページをご覧ください。