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脱毛サロンのスタッフに資格は必要?脱毛士検定とは?

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脱毛サロンのスタッフに資格は必要?脱毛士検定とは?

美容関連の資格が多数展開されている昨今、脱毛にも資格が必要ではないかと考える人は多いでしょう。施術を提供する上で、資格が必要な施術とそうでない施術があります。本記事では、脱毛に必要な資格や、資格を取得するメリットなどについて解説します。

脱毛サロンのスタッフに資格は必要?

脱毛の施術を提供するにあたり、医療レーザー脱毛においては医師または看護師の国家資が必要です。対して、光脱毛は国家資格を必要としません。では針に電気を流すニードル脱毛には資格が必要なのでしょうか?

これまでに多くの意見があったようですが、現在、ニードル脱毛の施術は医療行為に該当するものと、そうでない「美容電気脱毛」に分かれているとされています。美容電気脱毛においては技術や機器の向上により、医療行為違反に当たらないものも多いとされ、サロンで行われているニードル脱毛は医師の資格がなくても施術が可能です。

しかし、資格が不要な施術であっても、脱毛に関する知識と技術を習得してから施術を提供することが重要です。そこで、脱毛に携わるスタッフとしての知識を習得しているかを検定する資格「脱毛士検定」が展開されています。

脱毛士検定とは?

脱毛士検定とは?
脱毛士検定は、、連射式脱毛に必要な知識を正しく有するかを検定する資格です。「JESA(日本脱毛安全普及協会)」が展開しており、スタッフのスキルアップや社員教育に活用されています。

資格は3級、2級、上級の3段階に分かれています。各資格を取得すると、任意でディプロマの発行が可能です。2級および上級の合格者は、JESAが提供する会員制度を利用できます。本会員と準会員に分かれており、本会員はJESAが開催する各種セミナーを50%オフで受講できるほか、会員限定サイトへのアクセス権が付与され、さまざまな情報を得ることができます。準会員の特典は、各種セミナーの受講が20%オフになる点以外は本会員と同じです(2024年4月現在)。

認定脱毛士の種類

認定脱毛士の種類

3級脱毛士

3級脱毛士の資格は試験を受検する必要がなく、「3級脱毛士取得講座」を受講することで取得できます。受検資格に必要な条件はありません。

3級を取得していなくても、2級認定脱毛士から受検することが可能です。合格後は任意でディプロマを発行できます(有料)。2級と上級もディプロマの発行は有料です。

2級認定脱毛士

2級認定脱毛士は、筆記テストを受検して合格することで取得できます。「脱毛士検定対策テキスト」を購入し、独学で学んで受検します。ちなみに、2級脱毛士と上級脱毛士の資格試験で使用するテキストは同じです。2級は受検条件として、実務経験6ヶ月以上であることが定められています。

実務経験は、エステティック・美容・理容・ネイル・美容メーカー勤務・美容学校などの美容関連全般を指します。検定料は6,000円(税込)、合格後の資格更新は1年ごとに5,000円(税込)です。

上級脱毛士

上級脱毛士は、脱毛士検定の中でもっとも難易度の高い資格です。2級認定脱毛士に合格していること、実務経験が24ヶ月以上であることが受験条件として定められています。

出題内容を除いた2級との違いは、2級は筆記テストのみであるのに対し、上級は面接試験も行う点です。面接を通して、お客様に配慮しながら適切な対応ができているかを検定します。受験料は15,000円(税込)、合格後の資格更新料も15,000円(税込)です。

脱毛サロンのスタッフが脱毛士の資格を取得するメリット

>脱毛サロンのスタッフが脱毛士の資格を取得するメリット

施術に自信が持てる

光脱毛には資格取得の義務がないため、すでに多くのお客様に施術を提供している人もいるでしょう。実務によって培われたノウハウは誇るべきスキルですが、理論的な面で自信が持てない人がいるかもしれません。脱毛士検定をはじめとする資格では、肌の理論や医療行為についてなど、脱毛に関する幅広い理論が出題されます。

これらを学んで知識を習得し、資格に合格することで、自分がもつ知識と技術への大きな自信につながります。スタッフ教育にあたる上でも、自信をもって教えることができるのは大きなメリットです。

信頼感を得られる

国家資格でなくても、資格を取得して脱毛の分野における知識と技術を有していることが証明できれば、お客様から高い信頼を得られます。

例えばネイリストも同様で、施術を行う上で国家資格は必要ありません。しかしネイルの資格を取得しているネイリストはとても多く、取得している人のほうがお客様からの信頼が厚いです。脱毛においても資格を取得していることで、指名してもらえる可能性が高くなるなど、業績アップが期待できます。

昇進が期待できる

資格を取得しているスタッフには手当がつくサロンがあるかもしれませんし、管理者を目指す上で資格を取得していれば、上層部に好印象を与えられます。脱毛士検定の上級脱毛士であれば接客技術も検定されるため、クオリティの高いサービスを提供していることが証明でき、より昇進につながりやすいです。

例えば新たな店舗の店長を配置する際に、資格を通じて肌や施術の理論をきちんと理解していることをアピールできれば、お客様だけでなく上層部らの信頼を得ることにもつながります。

転職で有利になる

転職時に、同じキャリアをもつ人が複数人応募した場合、資格を取得していない人よりもしている人のほうが採用される可能性は高いでしょう。実務経験に加えて、理論として脱毛に対する知識を持っている人は、お客様だけでなく転職先の面接官からも信頼を得られます。

開業する際も、サロンにディプロマを掲示しておくことで施術に対する高い知識を持っていることをアピールでき、お客様が不安なく施術を受けられるのではないでしょうか。

脱毛サロンのスタッフが脱毛士の資格を取得するデメリット

脱毛サロンのスタッフが脱毛士の資格を取得するデメリット

サロンによっては資格取得のメリットがない

脱毛の資格を取得する上でのデメリットとして考えられるのは、「サロンによってはメリットを得られないかもしれない」という点です。サロンによっては資格に重きを置いていない場合がありますし、資格内容によってはそのサロンに適していない可能性があります。

例えば光脱毛のサロンに転職したいのに、持っている資格がニードル脱毛の資格だったとしたら、そのサロンにとってのメリットがありません。資格取得を検討する際には、将来を見据えた選択が必要です。

資格取得までに時間と費用が掛かる

どのような資格にもいえますが、合格に向けて学習する時間と、受検費用やディプロマ発行費用などのお金がかかる点もデメリットのひとつです。仕事をしながら勉強しなければならない人もいると思われますので、両立が大変かもしれません。

また、資格を継続するための費用がかかる場合もあります。ディプロマに有効期限があり、更新料を支払わないと資格が失効となってしまう資格もあります。継続的に費用が発生する場合がある点もデメリットだといえます。

キャリアアップにも開業にも活かせる資格を取得しよう

キャリアアップにも開業にも活かせる資格を取得しよう

光脱毛においては施術において国家資格は必要ありませんが、資格を通して深い知識と技術があることをアピールすることで、お客様の信頼を得ることができ、営業力アップにつながります。スタッフとしてキャリアアップを目指したい人も、開業を考えている人も、ぜひ今後の成長に活かせる資格取得を検討してみてはいかがでしょう。

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