よもぎ蒸しは温熱やリラックスの効果を期待できる施術ですが、妊活中のお客様に施術を提供できるのでしょうか。そこで本記事では、妊活中によもぎ蒸しを取り入れる適切なタイミングや頻度を解説します。出産後の女性や妊活中の男性が気を付けるべき注意点もまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

妊活中のよもぎ蒸しは良くない?

妊活中のよもぎ蒸しについては、次のような条件に当てはまる場合は、十分な効果を得られません。

  • 生理中で身体への負担が大きい
  • 薬草の品質が体質に合わない
  • 施術器具の衛生管理が十分でない

よもぎ蒸しは、身体を温めることや心身をリラックスさせることを目的とした施術であり、妊娠の身体に直接作用するわけではありません。温度設定が高すぎると身体の負担が大きくなるため、取り入れ方には注意が必要です。

ただし、適切なタイミング・頻度でよもぎ蒸しを行うことで、妊活中でも効果を得られます。

妊活中のよもぎ蒸しのタイミング・頻度

妊活中のよもぎ蒸しのタイミング・頻度
よもぎ蒸しを妊活中のケアとして取り入れる場合は、適切なタイミングと頻度を守ることで効果を得やすくなります。ここでは、妊活中のよもぎ蒸しのタイミング・頻度について詳しく解説します。

タイミングは生理後〜排卵前

妊活中の方がよもぎ蒸しを取り入れる場合は、一般的に生理後~排卵前が適切なタイミングです。体調の良さを感じる方が多く、温まりやすさを実感しやすいからです。

排卵後は体温が上昇するため、温熱効果を期待できるよもぎ蒸しは避けてください。体調によっては、かえって身体の負担になってしまいます(※1)。
※1参照元プリュームレディースクリニック「基礎体温と妊娠について」

頻度は週1〜2回程度

妊活中によもぎ蒸しを取り入れる場合は、週1〜2回程度の頻度が適切です。体調に合わせて、生理後に1回と排卵前までに数回と調整できます。

ただし、妊娠中は体調の変化が大きいため、無理のない頻度で行うことが大切です。

妊活中のよもぎ蒸しの効果

妊活中のよもぎ蒸しの効果
よもぎ蒸しは、薬草を蒸した熱気で身体を温める施術です。妊活中の方が取り入れることで、次のような効果を期待できます。

身体を温めて血行を促進する

まずは身体が温まることで、血流が巡りやすくなります。身体がほぐれやすくなる点が特徴です。特に、下半身が温まることで、骨盤まわりの巡りが良くなります。

冷えによる不調を緩和できる

よもぎ蒸しの温熱効果で血行が促進することで、不調の緩和も期待できます。身体の冷えが自律神経のバランスを乱すと、生理中の痛みを強くしたり、むくみが起きたり、気持ちが不安定になったりします。医学的に、不妊治療中の女性に冷え性が多い点と妊活における温活の重要性が指摘されています(※2)。

※2参照元:全日本鍼灸学会雑誌第66巻3号「性の冷え症状と不妊症との関係について」
渡邊知可子ら「不妊症女性の冷えの特徴と、健康感及び妊孕性の向上をめざした教育プログラムの検討」

リラックスしてストレスを軽減できる

妊活中のよもぎ蒸しでリラックス効果を得られると、心身のバランスが保たれて、ストレスの軽減も期待できます。

妊活中には治療方針の検討やパートナーとの相談などにおいて、ストレスが溜まってしまうことがあります。過度のストレスは、妊活の成功を妨げる要因です。

よもぎ蒸しでリラックスしてストレスを軽減させることで、妊活を進めやすくなります。

妊活中のよもぎ蒸しに関するよくある質問

妊活中のよもぎ蒸しに関するよくある質問
妊活中によもぎ蒸しを取り入れたいと考えても、疑問があると本当に受けても大丈夫かと不安になってしまうものです。ここでは、妊活中のよもぎ蒸しに関するよくある質問について回答していきます。

生理中によもぎ蒸しを受けられますか?

基本的には、生理中はよもぎ蒸しを避けたほうが無難です。よもぎ蒸しで血流が良くなりますが、体調によっては負担となる場合があるためです。

生理が終わるタイミングであれば、体調に応じてよもぎ蒸しを受けられます。適度に血流を良くすることで、温熱効果やリラックス効果を得られるためです。

サロン側においては、安全面と衛生上の観点から、生理前後の施術提供に関するルールを検討しましょう。

妊娠中によもぎ蒸しを受けられますか?

一般的には、妊娠中のよもぎ蒸しはおすすめできません。妊娠中のお客様によもぎ蒸しを提供するサロンもありますが、よもぎの成分や高温環境が悪影響を与えるおそれがあるためです。

妊娠中は身体を温めたほうが良いと言われるため、よもぎ蒸しを希望する女性は少なくありません。しかし、胎児の健康を優先し、妊娠中のよもぎ蒸しは避けましょう。

出産後によもぎ蒸しを受けられますか?

出産後のよもぎ蒸しは、身体の調子を整えるために効果的です。出産後の授乳によって、血液が不足しがちです。血液不足では母乳が十分に出なかったり、体力が低下したりしてしまいます。

よもぎ蒸しを受けて代謝が上がれば、全身の血流が良くなり、身体の回復につながります。身体の回復を促す目的で、出産後のよもぎ蒸しを推奨している助産院もあります(※3)。
※3参照元:「なおみ助産院」

どのような施術方法ですか?

よもぎやタンポポなどの薬草を煎じたときに出る蒸気を、皮膚の粘膜から吸収するのが、よもぎ蒸しの施術方法です。 次のような流れで行います。

  1. 専用の穴の開いた椅子に座る
  2. マントを羽織る
  3. 椅子の下で壺に入れた薬草を煎じる
  4. 壺から出てくる蒸気を皮膚の粘膜から吸収する

施術中は椅子に座っているだけなので、体調が良ければ痛みや疲れをほとんど感じません。デリケートゾーン周辺に立ち上がる蒸気や羽織ったマントの中にめぐる蒸気を皮膚の粘膜から吸収することで、温熱やリラックスの効果が得られます。

妊活中の男性にも効果がありますか?

妊活中の男性には、よもぎ蒸しの効果はあまり期待できません。なぜなら精巣は温まることを好まず、精子も高温に弱いからです(※4)。

しかし、よもぎ蒸しが男性の妊活に悪影響を及ぼすわけでもなく、身体に温熱やリラックスの効果を与えます。同じ温熱効果を得られるサウナが好きな男性は多いですが、適切な時間と頻度であれば妊活に悪影響をもたらしません(※4)。

したがって、男性の妊活に直接的な効果があるわけではありませんが、冷えやストレスを解消するために、よもぎ蒸しが効果的です。

※4参照元:ニニンカツ「精子(精液)は温度に弱い? 精子にとって快適な環境や温度は何度?」
※5参照元:ヒロクリニック「精子と温度、サウナの関係性について」

妊活中には効果的によもぎ蒸しを取り入れよう

妊活中には効果的によもぎ蒸しを取り入れよう
よもぎ蒸しは身体を温める施術であり、冷えの改善や心身のリフレッシュを目的として利用されています。妊活中の方がセルフケアの方法として取り入れる際は、医師と相談し、適切な時間や頻度で取り入れましょう。

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