乾燥や加齢などの原因により、ほうれい線が気になり、エステの施術を受けに来るお客様は少なくありません。フェイシャルエステは、実際にほうれい線に効果があるのでしょうか。そこで本記事では、ほうれい線に効果的な施術方法やおすすめの美容機器などをご紹介します。
フェイシャルエステはほうれい線に効果があるのか?
フェイシャルエステの施術を受けることで、ほうれい線の改善が期待できます。マッサージなどのセルフケアでも改善する場合がありますが、フェイシャルエステと比べると効果の表れ方は緩やかです。
フェイシャルエステには多くの施術方法があり、ほうれい線に対する効果が異なります。適した施術方法を選べば、肌が本来持つ機能が活性化され、ほうれい線の改善につながります。水分補給や美容成分の塗布によって肌に潤いを与えることでも、ほうれい線の改善につながります。
施術方法を選ぶ際は、ほうれい線の原因やお客様の肌質などを考慮することがポイントです。フェイスマッサージやリンパトリートメント、イオン導入、光エステなどの施術方法について、後ほどご紹介します。
ほうれい線の原因
ほうれい線の主な原因は、以下の通りです。
- 加齢による肌のたるみ
- 骨格
- 乾燥
- 皮下脂肪の変化
- 表情筋の衰え
それぞれの原因について、詳しく解説します。
加齢による肌のたるみ
加齢によって口元や頬を支える筋肉の弾力が失われると、頬がたるんでほうれい線ができます。また、コラーゲンやエラスチンでできている頬の土台を支える機能の衰えも、ほうれい線の原因です。
コラーゲンやエラスチンの生成力が衰えると、皮膚の弾力やハリが失われます。これによって肌のたるみが生じ、ほうれい線ができやすくなります。紫外線や食生活の乱れなどもコラーゲンやエラスチンの生成を低下させますが、特に加齢の影響が大きいです。
骨格
骨格によって、生まれつきほうれい線が目立つ人がいます。以下のような骨格の人は、ほうれい線が目立ちやすい傾向にあります。
- 丸顔
- 頬の位置が高い
- 頬や小鼻の周りの骨が細い
- 頬の中央にある骨の位置が低い
- 口元が前に出ている
丸顔の人は顎の骨が小さいため、表情筋が衰えやすく、ほうれい線が目立ちやすくなります。頬の位置が高い人は、加齢などにより皮下脂肪や筋肉が衰えてたるむと、ほうれい線が目立ってしまうのです。
頬や小鼻周りの骨が細い人は頬の肉を支えにくく、ほうれい線ができやすいです。頬の中央にある骨の位置が低い場合も、周囲の筋肉や皮下脂肪を十分に支えられず、ほうれい線が生じやすくなります。口元が前に出ている人は、表情を作る際に筋肉が過剰に動き、表情の癖によってほうれい線ができます。
乾燥
肌の乾燥も、ほうれい線ができる原因です。肌は水分を保持する機能を持っていますが、気候の変化や紫外線、加齢などによって乾燥が進むと、ほうれい線ができやすくなります。
また、肌の乾燥はコラーゲンやエラスチンの生成を妨げ、これらが減少すると肌の保水機能が低下してしわやほうれい線が目立ちやすくなります。また、肌のハリや弾力も失われます。
皮下脂肪の変化
若い頃は皮下脂肪が顔全体に均等に分布していますが、加齢とともに位置が変化し、特定の部位に溜まりやすくなります。頬の下に皮下脂肪が溜まると、ほうれい線が目立ちやすくなります。この脂肪の移動は、ほうれい線だけでなく、しわやたるみの原因にもなるのです。
表情筋の衰え
新型コロナウイルスの影響でマスク生活が続いた後、ほうれい線が気になり始めた人は少なくありません。マスク生活によって表情筋を使う機会が減ると、ほうれい線ができやすくなるからです。また、表情の癖によって特定の筋肉ばかりを使うことも、ほうれい線の原因となります。
フェイシャルエステでほうれい線に効果のある施術
フェイシャルエステでほうれい線に効果のある施術は、以下の通りです。
- フェイスマッサージ
- リンパトリートメント
- イオン導入
- 光エステ
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
フェイスマッサージ
フェイスマッサージによって頬骨の下にある靭帯をほぐし、筋肉の緊張を和らげることでほうれい線の改善が期待できます。さらにリフトアップマッサージを組み合わせれば、肌のハリや弾力も高まり、ほうれい線が目立ちにくくなります。
さらに、血流を促すことで老廃物の排出を助け、顔色のトーンアップにもつながります。セルフケアとして自宅で行うこともできますが、プロによる施術では力加減や手技が的確で、より効率的にケアを行える点が魅力です。
リンパトリートメント
顔周りに滞ったリンパを流してむくみを取り、たるみを改善してほうれい線を薄くします。血行が促進されることで肌のハリや弾力も回復し、表情筋の刺激によって頬周りがリフトアップする点も効果的です。
加えて、リンパの流れを整えることは肌の新陳代謝をサポートし、くすみ予防や肌全体のコンディション維持にも役立ちます。施術後はリラックス効果も得られるため、ストレスケアの一環として取り入れることも可能です。
イオン導入
イオン導入は、肌に微弱な電流を流して美容成分を通常より奥深くまで届ける美容施術です。通常、皮膚は外部からの成分を浸透させにくい性質がありますが、イオン導入によりプラセンタやビタミンCなど肌のたるみやしわに働きかける成分を効率的に届けられます。
美容成分がしっかりと行き渡ることで、たるみやしわが和らぎ、ほうれい線が目立ちにくくなります。継続的に施術することで、効果の持続が期待できます。
光エステ
光エステは、IPLと呼ばれる特殊な光を活用した美容法です。幅広い波長を含む光を照射し、肌の奥深くまでアプローチして、複合的な美容効果を引き出します。
特にほうれい線を緩和するためには、コラーゲン生成の活性化が重要です。IPLの光は真皮層まで到達し、熱エネルギーに変わって繊維芽細胞を刺激、コラーゲンの生成を促進します。その結果、肌が引き締まり、ほうれい線が目立ちにくくなります。
サーマルフラクショナルのおすすめ美容機器
THERMO LINEは、サーマルフラクショナルを採用し、焦点式高周波を肌に当ててほうれい線の改善を目指す美容機器です。点状に放出された高周波が肌の細胞を刺激し、ハリや弾力を回復させます。サーマルフラクショナルの施術は、しわやたるみの改善にも効果が期待できます。
フェイシャルだけでなく、痩身エステとしてボディケアにも対応可能です。熱エネルギーが肌の奥に広範囲で届き、脂肪燃焼を促します。S・M・Lのチップが用意され、施術部位に応じたお手入れができます。
「THERMO LINE」はほうれい線のケアができる美容機器です
ほうれい線のケアは、フェイシャルエステで需要の高いメニューです。効果的な施術ができれば、新規顧客だけでなくリピーターの獲得にもつながります。
サーマルフラクショナルは肌のたるみにアプローチでき、エステ業界でも注目される施術です。正しい知識と環境を整えれば、安全かつ効果的に導入できます。サロン向けに開発された美容機器『THERMO LINE』については、以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。