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脱毛基礎知識

THR脱毛とは?THR脱毛のメリットやデメリットを解説

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THR脱毛とは?THR脱毛のメリットやデメリットを解説

光脱毛の施術が普及して久しいですが、現在は光脱毛にもさまざまな施術方法があり、「IPL脱毛」、「SHR脱毛」、「THR脱毛」が代表的です。本記事ではTHR脱毛に焦点を当て、メリットやデメリット、THR脱毛に向いている人の特徴などを解説します。

THR脱毛とは

THR脱毛の「THR」は、「Thermo Heart Remover」の略称です。THR脱毛では、ムダ毛が生える上で発毛の指令を出す「バルジ領域」に熱を与えます。毛根に熱エネルギーを与えてダメージを加えることにより、生えてくる毛を弱くし、細くする施術方法です。

その他の光脱毛方法では、毛根のメラニン色素に光を反応させて熱を与えるため、毛周期に合わせた施術が必要です。THR脱毛はバルジ領域に熱のエネルギーを与える施術方法なので、毛周期に関係なく定期的に施術を受けられる点が特徴です。

同じくバルジ領域に熱エネルギーを与える施術に「SHR脱毛」があります。THR脱毛と似た施術になりますが、SHR脱毛は低出力の光を往復させてバルジ領域にダメージを与える施術方法です。THR脱毛はSHR脱毛よりも高出力の熱エネルギーを与えるため、往復させる必要がなく、肌に負担がかかりにくいとされています。

THR脱毛のメリット

THR脱毛のメリット

痛みが少ない

光脱毛は痛みを伴うイメージが強いですが、THR脱毛は痛みが少ない点がメリットおひとつです。光脱毛で痛みを感じる原因として、業務用脱毛機の出力が強いことが挙げられます。

医療レーザー脱毛や他の光脱毛は、光の波長が短いため、毛根にダメージを与えるのに強いエネルギーが必要です。対してTHR脱毛は、赤外線に近い波長の長い光が肌の奥まで届くため、低出力でもバルジ領域にしっかりアプローチできるのです。このため、ほかの脱毛方法よりも痛みが少ないとされています。

短時間で行える

THR脱毛と同じくバルジ領域に熱エネルギーを与えるSHR脱毛は、低出力の照射を反復させることでバルジ領域にダメージを与えます。THRは往復照射を必要とせず、1秒間に6連射という速さで照射を行うため、施術時間が短い点がメリットです。サロンや施術者によって異なりますが、THR脱毛の場合、全身脱毛でも最短約20分で完了するケースもあります。照射時間が短い分、肌に負担がかかりにくい点もメリットです。

日焼け肌に対応している

光脱毛の施術の中には、光を毛根のメラニン色素に反応させてダメージを与える方法があります。しかし、日焼けをしていると毛根ではなく肌表面に反応してしまうため、脱毛効果が低くなってしまいます。THR脱毛もメラニン色素に反応させる施術ですが、皮膚の内部に光を届ける仕組みです。肌の色に左右されることなく、日焼け肌や色黒の人でも施術を受けられます。

美肌効果が期待できる

THR脱毛では、赤外線に近い波長の光を使用するため、その熱効果で肌のターンオーバーを促進する効果が期待できます。エステサロンでは「光フェイシャル」や「ライトフェイシャル」といった施術が提供されており、これらの施術と似た効果を得られるのです。ターンオーバーとは肌の細胞が生まれ変わるサイクルのことです。ターンオーバーが乱れると、肌表面に古い角質や老廃物、メラニン色素が蓄積してしまい、シミやシワ、ニキビなどの原因となります。脱毛しながらターンオーバーのサイクルを整え、美肌効果が期待できる点は大きなメリットです。

メンズ脱毛ができる

THR脱毛はほかの脱毛と比較すると痛みが少ない施術方法なので、メンズ脱毛にも適しています。メンズ脱毛は顔のヒゲから全身まで対応しており、女性のムダ毛よりも通常、毛が太い上に毛量も多めです。これらの毛を脱毛する場合は痛みが強くなることが多いですが、THR脱毛であれば多少痛みを伴う可能性はあるものの、軽くはじかれた程度の小さい痛みで施術を進められます。

THR脱毛のデメリット

THR脱毛のデメリット

データが少ない

多くの脱毛サロンが採用している「IPL脱毛」が日本に導入されたのは1995年です。対してTHR脱毛は2015年に導入され始めました。最新機種でまだ施術実績が少ないため、データが少ない点はデメリットだといえます。

起こり得る副作用などの情報が少ないという不安がありますが、THR脱毛は国産メーカーが登録商標している技術です。国産の信頼性にこだわりたい人は安心して施術を受けられるのではないでしょうか。

白髪には効果がない

THR脱毛はメラニン色素に反応してバルジ領域に熱エネルギーを与えます。メラニン色素が含まれていない白髪にはしないため、白髪を脱毛できない点がデメリットです。ただし、THR脱毛に限らず、光脱毛ではメラニン色素に反応しやすい光を照射します。ほかの光脱毛でも、白髪の脱毛は難しいでしょう。

「ニードル脱毛」が適しています。ニードル脱毛は毛穴ひとつひとつに細い針を刺し、針に電流を流して毛根にダメージを与える施術方法です。直接ひとつひとつの毛穴にアプローチするので、白髪でも高い脱毛効果を得られます。ただし、ニードル脱毛はTHR脱毛よりも痛みが強いです。

即効性を感じづらい

THR脱毛は、医療レーザー脱毛と比較すると光の照射レベルが低いです。医療レーザー脱毛では施術後に毛が抜けやすくなることを実感できますが、THRは毛を細くしながら脱毛効果を得ていきます。ほかの脱毛方法よりも、効果を感じにくい点デメリットと感じる人もいるでしょう。

とはいえ、きちんと照射されていれば確かな脱毛効果は得られますので心配ありません。効果が見えにくい反面、医療レーザー脱毛よりも痛みが少ないので、不安なく施術を受けられます。

THR脱毛が向いている人の特徴

THR脱毛が向いている人の特徴

産毛を脱毛したい人

例えばIPL脱毛の場合、メラニン色素に反応する要素が強いため、色黒の人だと肌の表面のメラニン色素に反応してしまい、脱毛効果が低減してしまいます。また産毛などの細い毛だと、メラニン色素が少なくて反応しにくいです。

これらの状態だとIPL脱毛は効果が出にくいですが、THR脱毛は肌の奥まで光が届いて産毛にもきちんと反応するため、産毛を脱毛したい人に適しています。

痛みに弱い人

THR脱毛は医療レーザー脱毛やIPL脱毛と比較して光の出力が低いです。しかし独自の波長によって肌の奥まで光を届け、肌に負荷をかけずに毛根へアプローチできます。その分痛みが低いため、痛みに弱い人も不安なく受けられる施術です。

また、肌への負担もかかりにくいので、肌が弱い人にも適しています。ほかの施術でテスト照射をした際に痛みが強くて施術に臨めなかったという人も、THRなら継続して施術を受けられるでしょう。

短時間で脱毛したい人

痛みが少ない施術として、THR脱毛に加えてSHR脱毛が挙げられます。いずれも似た原理の光を使用して施術を行うため、痛みが小さい点がメリットです。ただし、SHR脱毛は、光を連射していると出力が落ちるため、往復照射をします。往復する分THR脱毛よりも時間がかかってしまう点がデメリットです。

痛みが小さく、肌似負担をかけずに短時間で脱毛したい人は、THR脱毛が適しています。脱毛効果が目に見えるまでには時間を要する場合がありますが、1回の施術にかかる時間が短いです。

肌に負担をかけにくい高性能の脱毛機を導入したいなら…

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THR脱毛は1回の施術時間が短い上に痛みが小さく、美肌効果が期待できるメリットの大きい脱毛方式です。トラブルが起こりにくい施術を提供したいと考えているサロンにとって、導入しやすい施術方法だといえます。これから業務用脱毛機を導入したいと考えているサロンは、ぜひTHR脱毛を検討してみてはいかがでしょう。

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