自宅で手軽に行えるボディスクラブ。試してみたいけれど、どんな種類があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、ボディスクラブの種類や期待できる効果について解説します。

ボディスクラブとは

ボディスクラブとは、塩や砂糖などの細かいスクラブや粒子が含まれたジェル・クリーム・オイルのことをいいます。
一般的に、ボディスクラブは顔用と比べて粒子が大きく、洗浄効果が高いものが多いのが特徴です。

ボディスクラブは、軽くマッサージするように、肌へなじませて洗い流すことで、古い角質や汚れを取り除いてくれます。余分な角質を取り除くだけで、肌のごわつきやざらつきが整い、滑らかな肌へと導いてくれます。

体は顔と違って、普段から見えていない部分が多いので気が付きにくいですが、角質が溜まりやすく、服との摩擦で色素沈着が起きやすい部位が多くあります。多くの方が気になる、ひじやひざを始め、基本的に体全体への使用が可能です。

ボディスクラブの種類

一言にボディスクラブといっても、さまざまな種類があります。保湿力のあるもの、さっぱりとした洗い心地になるものなど、それぞれに特徴があるので、自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。主なボディスクラブ4種類の特徴を紹介します。

ソルトスクラブ

ソルトスクラブは、粒子が大きく溶けにくい性質を持っています。ごつごつしていて、角質を落とすための研磨剤として効果を発揮します。ミネラルを多く含む塩は、角質を広げ、毛穴汚れを落としやすくするというメリットも。また、発汗作用があるので、血行を良くし、冷えの予防効果も期待できます。

ソルトスクラブは粒子が大きいので、普通肌やオイリー肌の方におすすめです。肌が敏感な方には刺激が強い可能性があるため注意しましょう。部位としては、ひじやかかとなど、角質の厚みで硬くなった部分の使用に向いています。

シュガースクラブ

シュガースクラブは、粒子が小さく溶けやすいという特徴があります。スクラブの粒子が溶けやすいということは、スクラブの角が丸くなるので早いので、リップ用のスクラブにもよく用いられます。

肌当たりの優しいシュガースクラブは、敏感肌の方におすすめです。また、砂糖は保湿力も高いため、乾燥肌の方や乾燥しやすい時期にも効果を発揮してくれるでしょう。部位としては、皮膚の薄いデコルテや胸元への使用に向いています。

重曹スクラブ

重曹スクラブは、入浴剤などにも含まれる炭酸水素ナトリウムのスクラブです。古い角質や汚れを浮かせて落とし、さっぱりとした洗いあがりが期待できます。

重曹スクラブは、高い洗浄力を持ちながらも粒子が細かいため、敏感肌の方にもおすすめです。

ナチュラルシードスクラブ

ナチュラルシードスクラブとは、植物の種を細かく砕いたスクラブです。植物の種には、抗酸化作用や抗炎症作用があるものも多いため、スクラブの材料として適しているといわれています。使用される植物としては、アボカドやアンズ、コーヒー豆のスクラブが有名。植物由来のスクラブは粒子が極めて小さく、肌当たりが優しいのが特徴です。

ナチュラルシードスクラブは粒子が極小で肌への刺激も抑えられるため、さまざまな肌質の方が使用できます。

ボディスクラブに期待できる効果

ボディスクラブを使うと、肌がすべすべになるというイメージを持っている方も多いと思いますが、実際はどうなのでしょうか。ここでは、ボディスクラブに期待できる3つの効果を紹介します。

角質や皮脂を除去する

ボディスクラブで体をマッサージすることで、古くなった角質や皮脂を取り除けます。古い角質がなくなると、肌のくすみや黒ずみの解消効果が期待できるほか、ごわつきが取れて、すべすべ肌に。また、角質が取れると、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが整いやすくなります。

肌トラブルを防ぐ

首や背中、胸元は皮脂が多い場所なので、繰り返すニキビに悩んでいる方も多いと思います。
ボディスクラブは石鹸などで落としきれない汚れもきれいに落としてくれるので、肌トラブルを防ぐことにつながります。ニキビや肌荒れで悩む方は、ボディスクラブを上手く取り入れることで、清潔な肌を保ちましょう。

ボディクリームが浸透しやすくなる

ボディスクラブで肌の表面から古い角質がなくなると、ボディクリームなどで保湿する際に肌なじみがよくなる効果が期待できます。肌が滑らかだとクリームが伸びやすく、クリームがいつもより少量で済むことも。ボディスクラブで肌を整えることで、毎日のお手入れの効果もより実感できるでしょう。

ボディスクラブを用いた効果的な毛穴ケアの方法

ボディスクラブはただ取り入れれば良いというわけではありません。正しい使い方をすることで、ボディスクラブの効果を高められます。ここではボディスクラブを用いた効果的な毛穴ケアの方法3つを紹介します。

清潔な肌に使用する

まず大切なのが、清潔な肌に使用することです。ボディスクラブは、石鹸で体を洗った後に行います。体を洗う前に角質ケアをすると、汚れがスクラブの効果を妨げてしまうからです。あらかじめ石鹸で汚れを落としておくことで、ボディスクラブの効果を高めましょう。

体の各パーツに少量ずつ使用する

2つ目のポイントが、ボディスクラブは一気に手に取り体に広げるのではなく、パーツごとに少量使用することです。使うアイテムにもよりますが、体の部位1カ所につき1円玉くらいが基本の量です。体が濡れているとスムーズになじませられるので、体を洗ったらすぐに使用しましょう。

適切な力でマッサージを行う

3つ目のポイントが、適切な力でマッサージをして肌になじませることです。角質の気になるひじやひざは、他の部位よりも強くマッサージしたくなるかもしれません。しかし、ゴシゴシと擦ると肌を傷つける恐れがあるため、優しい力でマッサージを行いましょう。

ボディスクラブの注意点

最後に、ボディスクラブでケアをする上での2つの注意点を紹介します。

頻繁に使用しない

ボディスクラブは頻繁に使用しないようにしてください。ボディスクラブでケアをして、1度肌が滑らかになると、毎日でも使用したくなるかもしれません。しかし、使いすぎてしまうと逆に肌を傷め、肌トラブルの原因になります。使用頻度は、週1～2回を守って角質ケアを行いましょう。

スクラブ後のスキンケアを怠らない

ボディスクラブとスキンケアは必ずセットで行ってください。ボディスクラブで角質を落とした後に保湿をしないと、乾燥して肌がごわつくことがあるためです。角質が薄くなっているため化粧水がなじみやすく、入浴後すぐに保湿ケアを行いましょう。ただ、オイルやクリームが含まれる洗い流さないタイプのものはそのままで大丈夫です。

ボディスクラブは肌質に合った種類を適切な方法で

ボディスクラブについて解説してきました。ボディスクラブには、一般的なソルトのほかに、シュガーや重曹、ナチュラルシードなどさまざまな種類があります。それぞれ特徴があり、肌質によって向き不向きがあるので、自分の肌に合ったボディスクラブを使用することが大切です。清潔な肌に使用する、適切な力でマッサージするなど、使用方法のポイントを抑えることで、効果を高めやすくしてくれます。

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