エステサロンによもぎ蒸しを導入する際は、椅子の選び方が大切です。素材や形状によって座り心地や施術中の体感が変わるため、施術内容に合った椅子を選ぶ必要があります。そこで本記事では、よもぎ蒸し椅子の仕組みや役割、種類、選び方について解説します。

よもぎ蒸し椅子とは?

よもぎ蒸し椅子とは、よもぎ蒸しを行う際に使用する専用の椅子です。座面の中央に穴が開いており、椅子の下で温めたよもぎの蒸気を穴から通すことで、下半身を中心に心地よい温かさを感じられる構造になっています。

サウナや岩盤浴が身体の表面を温めるのに対し、よもぎ蒸しは身体の内側から温める施術です。身体をやさしく温める施術方法として、エステサロンにも取り入れられています。

よもぎ蒸し椅子にはさまざまな種類があり、素材によって扱いやすさや座り心地が異なります。サロンの運営スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

よもぎ蒸し椅子の種類

よもぎ蒸し椅子の種類
よもぎ蒸し椅子には、主に3種類があります。

  • 黄土製
  • 木製
  • プラスチック製

ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。

黄土製

黄土は、ゲルマニウム成分が含まれている土のことです。黄土製のよもぎ蒸し椅子を使用した施術は、「黄土よもぎ蒸し」と呼ばれます。

黄土製の椅子を使用したよもぎ蒸しの特徴は、遠赤外線が放出される点です。よもぎ蒸しの身体を温める効果を高めます。また、黄土には殺菌作用があるため、よもぎ蒸し椅子の衛生面を保ちやすい点もポイントです。

なお、黄土は保温性が高いため、椅子だけでなく、よもぎを煮出す壺にも黄土製を導入しているサロンもあります。

木製

木製の椅子も、よもぎ蒸しに導入されています。温かみがあり、座り心地がよい点が特徴です。使用される木材はさまざまですが、「ひのき」を使用したよもぎ蒸し椅子は香りがよく、化学成分を使用せずに作られる製品もあります。

熱を加えても有害物質が発生しないため、アレルギーのある方でも安心して施術を受けられる点も、木製のメリットです。座面にビニールレザーを張ることで、お手入れしやすく衛生面も確保できます。

プラスチック製

プラスチック製のよもぎ蒸し椅子は軽く、取り扱いやすいです。また、手軽に洗えるので衛生面を保ちやすく、価格が手頃な点もメリットになります。豊富なデザインが販売されている点も、プラスチック製の特徴です。

エステサロンで同時に複数人のお客様によもぎ蒸しを提供する際は、多くのよもぎ蒸し椅子が必要となるため、手軽に購入できるプラスチック製が適しています。ただし、蒸気が椅子の中にこもりやすく、熱がこもり過ぎてしまう恐れがあるため、温度調整が必要です。

よもぎ蒸し椅子の選び方

よもぎ蒸しに適した椅子を準備しよう
よもぎ蒸し椅子を選ぶ際に押さえておきたいポイントとして、以下の3点が挙げられます。

  • 座り心地
  • 収納・持ち運びのしやすさ(重量や折り畳み式・サイズなど)
  • 値段

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

座り心地

30分〜1時間と長時間座るので、座り心地のよいよもぎ蒸し椅子を選ぶことが重要です。快適な施術環境は、顧客満足度に直結します。

よもぎ蒸し椅子には、背もたれがついているタイプや座面にクッションがついているタイプなど、さまざまな製品があります。実際に座ってみて、快適に施術を受けられる椅子を選ぶことがポイントです。

収納・持ち運びのしやすさ(重量や折り畳み式・サイズなど)

重さやサイズなど、取り扱いやすいよもぎ蒸し椅子を選ぶことも大切です。椅子が重たいとスタッフが持ち運びにくいですし、施術後に洗いにくくなります。

また、よもぎ蒸し椅子を収納する必要がある場合は、折りたたみ式のタイプを選ぶと便利です。サロンの営業状況に合わせて、取り扱いやすいよもぎ蒸し椅子を選びましょう。

値段

本体価格も、よもぎ蒸し椅子を選択する際に重要なポイントです。価格が高すぎると多くのよもぎ蒸し椅子を導入する際に、初期費用が高くなってしまいます。

黄土製はよもぎ蒸し施術効果を高めますが、他の素材のよもぎ蒸し椅子と比較すると導入コストが高いです。
木製は一般的な価格帯ですが、カビが繁殖しやすいので衛生管理を徹底しなければなりません。
プラスチック製手頃で衛生面を保ちやすいですが、施術中の温度調整が必要です。

それぞれの素材にメリット・デメリットがあるため、価格や特徴を比較した上で選択しましょう。

よもぎ蒸し椅子に関するよくある質問

よもぎ蒸し椅子に関するよくある質問
ここでは、よもぎ蒸し椅子を選ぶ際によくある質問を集め、回答をご紹介します。

  • 市販の椅子で代用できますか?
  • 椅子以外に必要な物はありますか?
  • どのようにお手入れすれば良いですか?

市販の椅子で代用できますか?

個人で使用する場合は、穴の開いたお風呂用の椅子で代用することが可能です。よもぎ蒸しは、蒸したよもぎを椅子の穴を通して肛門や粘膜に当てる施術ですので、穴が開いた椅子を使用することが必須です。

ただし、サロンでお風呂用の椅子を使用すると特別感がなく、お客様にチープな印象を与えてしまう恐れがあります。黄土や木製、プラスチック製などのよもぎ蒸し椅子を使用することが望ましいです。

椅子以外に必要な物はありますか?

よもぎ蒸しを行う際には、よもぎ蒸し椅子のほかに以下の道具が必要です。

  • よもぎを煮出す鍋・コンロ
  • 蒸気を閉じ込めるマント・ポンチョ
  • よもぎやハーブなどの座浴剤

よもぎを煮出す鍋として黄土製の壺を使用すると、特別感を演出できます。マントやポンチョには衛生的に取り扱える素材を選ぶのがポイントです。座浴剤は、よもぎ以外にハーブをブレンドしているタイプがあるので、サロンのターゲット層や施術メニューに合わせて選ぶと他店との差別化を図れます。

どのようにお手入れすれば良いですか?

よもぎ蒸しを終えた後は、椅子についた水滴を拭き取ってからアルコール消毒をして、しっかり乾かします。濡れたままにしておくと、カビの原因になるため注意が必要です。プラスチック製のよもぎ蒸し椅子であれば、水で洗うことができます。どの素材の椅子でも、きちんと乾かすことが重要です。

よもぎ蒸しにおすすめの黄土椅子

よもぎ蒸しに適した椅子を準備しよう
よもぎ蒸しを導入したいエステサロンにおすすめしたいのが、「黄土よもぎ蒸しセット」です。本セットには、よもぎ蒸しの施術をすぐに始められるように、以下の道具が含まれています。

  • 黄土製のよもぎ椅子
  • 黄土椅子カバー
  • 黄土壺
  • 電気コンロ
  • マント(ガウン)
  • 韓方熟成よもぎプレミアム(座浴剤)

黄土製の椅子や壺を使用するので、お客様により高いよもぎ蒸しの効果を感じていただけます。また、よもぎ蒸しに適した温度調整がしやすいコンロを採用しているため、スタッフが施術を提供しやすくなります。

さらに、美容大国の韓国で栽培された無農薬のよもぎで作られた「韓方熟成よもぎプレミアム」を使用し、お客様に癒やしと美容効果を実感していただけます。残留農薬ゼロで、安心して施術を提供できる点がポイントです。

よもぎ蒸しに適した椅子を準備しよう

よもぎ蒸しに適した椅子を準備しよう
温活に注目する消費者が増えている昨今では、よもぎ蒸しは、新規顧客の獲得も期待できる施術です。よもぎ蒸しを導入する際には、品質の高い椅子や座浴剤を使用することで他店との差別化を図れます。

「韓方黄土よもぎ蒸しセット」には、よもぎ蒸しに必要な道具一式が揃っていますので、新たに施術を提供したいサロンにおすすめです。以下のページで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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