よもぎ蒸しは、体を芯から温めることで美容と健康によい効果を得られる施術です。サロンに導入することで、顧客満足度の向上や他店との差別化にもつながる人気の施術です。本記事では、よもぎ蒸しのやり方や、サロンに導入する際の流れ等を解説します。

よもぎ蒸しの方法(やり方)

よもぎ蒸しを行うには、専用の道具を使って蒸気を体に当てる工程が必要です。ここでは、基本的なやり方と準備の手順を紹介します。

道具を準備する

まず、よもぎ蒸しに必要な道具を準備します。必要な道具は以下のとおりです。

台座

お客様が座る台座です。素材は黄土や木製等の種類があります。中央に空いた穴から蒸気が出る構造のため、専用の台座が必要です。

蒸しツボ

よもぎパックを入れて加熱するための容器です。熱伝導率の高い素材を使用することで、効率よく蒸すことができます。

よもぎパック

よもぎやハーブ等、さまざまな種類があります。複数のハーブをブレンドしたタイプや、生薬を配合したタイプもあります。

マント

熱を逃さないために羽織るマントです。首元から蒸気が逃げてしまうのを防ぎます。フード付きのものもあります。

加熱器

よもぎパックを加熱するために必要です。電気式だと安全に使用できます。

よもぎを煎じて蒸す

蒸し壺によもぎパックと水を入れ、加熱器にセットして蒸します。お湯を使用して煎じる方法もあります。自ら煎じる場合は、沸騰までの時間がかかります。水やお湯の量は、使用するよもぎパックによって異なります。

座浴器に腰かける

蒸し壺から蒸気が出てきたら、マントを羽織って台座に腰掛けます。この際は、下着やアクセサリー類をすべて外してからご利用いただきます。30〜40分ほど台座からの蒸気を浴びて、体を温めます。

台座に座って、10分を過ぎた頃からは、あぐらや体育座り等、好みの姿勢で座っていただくことが可能です。体育座りにすると、体全体が温まりやすくなります。また、座りながらマントの中に顔を埋めることで、顔も蒸気を浴びてよもぎ蒸しの効果を得られます。

エステサロンにおける「よもぎ蒸し」の流れ

エステサロンにおける「よもぎ蒸し」の流れ
エステサロンでよもぎ蒸しを提供する際は、大きく分けて以下の流れで行います。

  • カウンセリング
  • よもぎ蒸し
  • 着替え

それぞれの流れについて、詳しく解説します。

カウンセリング

まずはカウンセリングで、お客様の肌や体の悩みについてヒアリングします。そのうえで、よもぎ蒸しの概要や使用成分の詳細について丁寧に説明し、お客様に理解していただいた上で施術に入ります。

また、よもぎや使用するハーブ等にアレルギーがあると、体調が悪くなってしまう恐れがあるため、アレルギーの有無について確認することも重要です。

よもぎ蒸し

カウンセリングを終えたら、施術に入ります。初めてよもぎ蒸しを受けるお客様は、汗が出にくい可能性があるため、厚手のマントを使用すると汗が出やすくなります。お客様の体質に合わせたマントを用意しておくことをおすすめします。

着替え

よもぎ蒸しを終えた後は、着替えていただいて施術終了となります。施術中にかいた汗はベタつかないため、シャワーを浴びる必要はありません。施術後は髪が汗で濡れていたり、メイク直しを希望するお客様もいたりするので、ドライヤーやメイク直しのアイテムを準備しておくとよいでしょう。

よもぎ蒸しを行う際の注意点

よもぎ蒸しを行う際の注意点
よもぎ蒸しを行う際の注意点は、主に以下の3点です。

  • やけど
  • 水分補給
  • 頻度や1回あたりの時間

それぞれについて、詳しく解説します。

やけど

よもぎ蒸しは高温で行うものではないため、やけどを起こしやすい施術ではありません。しかし、「低温やけど」を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。低温やけどになりやすい温度は45℃前後といわれています。

マントの中の温度はそれほど高くなりませんが、台座の穴の部分は48℃程度まで上昇することがあり、皮膚に負担がかかる温度です。穴付近の蒸気を長時間浴び続けると、低温やけどを起こす恐れがあります。

低温やけどを防ぐには、同じ場所に蒸気があたり続けないことがポイントです。台座の座り方を変えるなどして、太もも等の同じ部分に長時間蒸気があたらないようにします。カウンセリング時に、座り方について説明しておくとよいでしょう。

水分補給

よもぎ蒸しではたくさん汗をかくため、体内の水分が不足します。施術前や施術後には適宜水分補給を行い、脱水症状にならないように注意してください。

体を冷やさないよう常温の水を飲んだり、体内への吸収を促すために食塩水を摂取したりするのもおすすめです。また、電解質のバランスを保つために、純粋はちみつ等の糖分を取るのもよいでしょう。

頻度や1回当たりの時間

1回あたりの施術時間は、30分から1時間が望ましいですが、お客様の体調に合わせて行うことが重要です。また、よもぎ蒸しを受ける頻度も、お客様の体質や目的とする効果によって異なります。まずは週に1回くらいの頻度で行い、目的とする効果に合わせて少しずつ増やしていくのがよいでしょう。

よもぎ蒸しの方法に関するよくある質問

よもぎ蒸しの方法に関するよくある質問
よもぎ蒸しの方法に関するよくある質問をまとめました。

  • 自宅でできますか?
  • 生理中でもできますか?
  • どんな効果がありますか?

それぞれの質問と回答を、以下に解説します。

自宅でできますか?

自宅用のよもぎ蒸しセットが販売されているため、自宅で行うことも可能です。ただし、よもぎパックの品質はサロンで使用しているものとは異なる場合もございます。

サロン専売のよもぎパックは、高品質なよもぎを使用しているほか、より高い効果を得られるようにブレンドされているものもあります。そのため、よもぎ蒸しの効果を十分に実感したい場合は、サロンで施術を受けるのがおすすめです。

生理中もできますか?

よもぎ蒸しの仕組み上、生理中は施術を受けることができません。ただし、生理の始まりや終わりかけなどは、出血量が気にならなければ施術を受けられる場合があります。詳しくはカウンセリング時にお問い合わせください。

どんな効果がありますか?

よもぎ蒸しにはさまざまな効果が期待できます。ひとつは「冷え性の改善」です。体の中心からじっくり温めることで、蓄積された冷えを内側から改善します。また、よもぎパックに含まれている成分がより温熱効果を高める点もポイントです。

次に、血行促進効果が期待できます。血液やリンパの巡りがよくなるので、血行促進により、肩こりや疲労の回復効果も期待できます。これに伴い、体内に溜まった老廃物が排出されやすくなるほか、代謝が上がるためダイエット効果も期待できます。

そのほか、温活による月経不順の改善や、妊活にも効果が期待されており、多くの方がさまざまな効果を求めて施術を受けています。

正しい方法でよもぎ蒸しの効果を高めよう

正しい方法でよもぎ蒸しの効果を高めよう
よもぎ蒸しには心身の不調を整えるさまざまな効果が期待でき、サロンで導入することで、プラスアルファの施術として他店との差別化を図れます。

よもぎ蒸しを導入する際は、高品質なよもぎパックを使用することが重要です。お客様の身体に安心して提供できる無農薬のよもぎを使用していることはもちろん、香りがよく、温活効果の高いものを選ぶことが大切です。

はいぽけっとショップでは、美容大国である韓国江華島産で作られたよもぎパック「韓方熟成よもぎプレミアム」を取り扱っています。無農薬で栽培し、3年間じっくり自然熟成された高品質なよもぎです。

「韓方熟成よもぎプレミアム」のお試しパックを販売開始いたしました。よもぎ蒸しの導入を検討しているサロン様は、この機会にぜひ1度お試しください。

香りが変わると、-リピートが変わる

サロンの成功を支える、最先端エステ機器・エステスクール