業務用フェイシャル機器には様々な種類があり、目的によって使用する機器が異なります。
どのような業務用フェイシャル機器を選べばよいか悩んでいる方に、各機器の特徴や期待できる効果を解説します。
エステサロンで導入する際のメリットや選び方なども紹介しているので、参考にしてみてください。
業務用フェイシャル機器(美顔器)の種類
業務用フェイシャル機器には、肌の保湿やリフトアップ、エイジングケアなど様々な役割がありますが、それぞれの機器の特徴をしっかりと把握することが大切です。
10種類の業務用フェイシャル機器について紹介していきます。
・イオン導入器
・超音波(スクライバー)
・吸引器
・超音波美顔器
・ラジオ波
・EMS
・エレクトロポレーション
・ハイドロピーリング
・ハイフ
・LED
イオン導入器
イオン導入器は、肌に微弱の電流を流す機器です。
イオン導入器には、プラスとマイナスが反発する力を利用して、肌の深い部分まで美容成分を届けるタイプや、電気が引き合う力を活用し、肌の汚れを落とすタイプがあります。
肌の悩みに合わせて美容成分をイオン導入することで、ニキビの改善や、エラスチン・コラーゲン合成の促進、色素沈着の改善などが期待できます。
超音波(スクライバー)
超音波(スクライバー)は、1秒間に数万回も振動するブレードから超音波が発生し、汚れや古い角質を浮かし、肌をきれいにする効果が期待できる機器です。
古い角質や、毛穴に残ったメイク汚れを取り除くほか、超音波の刺激が肌にハリをもたらすといわれています。
吸引器
吸引器は、ガラス管で毛穴の詰まりや汚れを吸い取る機器です。皮脂や汚れなどを取り除くと同時に、吸引で皮膚に刺激を与え、肌を整えてくれます。
毛穴の詰まりが取れるので、肌をなめらかにするのが特徴です。皮脂が多い方や、黒ずみが気になっている方におすすめです。
超音波美顔器
超音波美顔器は、、超音波の振動を利用した機器です。1秒間に数万回の振動を繰り返すことで、肌の間に隙間を作り、美容成分を浸透させます。
振動を与えるため、マッサージやクレンジング、温熱効果のほか、肌の引き締めにも効果が期待できます。振動回数を下げると細胞の活性化にもつながります。
ラジオ波
ラジオ波は、ラジオ波は電磁波のひとつである高周波を利用した機器です。ラジオ波を使用し肌を温めることで、新陳代謝のアップや血行促進につながります。肌の内部まで熱を行き渡らせ、ターンオーバーと呼ばれる肌再生の周期を正常化させます。
また、老廃物や余分な水分を排出させるため、むくみの改善や小顔効果も期待できます。そのほかコラーゲンも活性化させ、ハリやつやのある肌に導きます。
EMS
EMSは、筋肉に微弱な電流を流して刺激する技術です。このEMSを利用し、肌の表面だけではなく、表情筋にもアプローチします。表情筋の中には普段使っていない部分が多くあります。
EMSで表情筋を刺激することで、リフトアップ効果や、肌の新陳代謝の活性化が期待できます。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは、電気の力を利用し、美容成分を肌の深い部分まで浸透させる機器です。電気パルスにより皮膚細胞に一時的に小さな穴をあけ、美容成分を浸透させる仕組みです。針を使わない美容注射ともいわれます。
イオン導入器の20倍の浸透力があるとされ、真皮層まで成分を浸透させることができます。イオン化されていない美容成分や、高分子の美容成分も導入できるという特徴があります。
ハイドロピーリング
ハイドロピーリングは、水流を活用したピーリングのことです。渦巻き状の水流で、余分な角質や古い皮脂を取り除き、毛穴の奥まで洗い流します。ダウンタイムがないのが特徴です。
毎日のクレンジングでは落としきれずに残ってしまったメイク汚れや、毛穴に詰まった角栓、余分な角質などによる、肌のごわつき、たるみ、くすみなどをきれいにしていきます。
ハイフ
ハイフは、超音波を1カ所に集約し、肌の深い部分にピンポイントで照射します。コラーゲンやエラスチンなどが作られ、増殖することで、たるみの改善が期待できます。
傷が残りにくい、リバウンドしにくい、即効性が出やすいことがメリットです。また、肌が持つ再生能力を引き出すことから、コラーゲンを増やす効果も期待でき、肌の弾力アップに導きます。
LED
LEDは、可視光線のひとつです。LEDには紫外線を含まないことから、肌へダメージを与えずに血行を良くし、代謝を活性化させます。
同じLEDでも、光の種類によって肌への効果が異なるとされ、赤・近赤外線は肌の弾力の向上、黄色はメラニンの排出、緑は透明感の向上、青はニキビ対策に効果が期待できます。
業務用フェイシャル機器(美顔器)を導入するメリット
業務用フェイシャル機器を導入するメリットを2つ紹介します。
メリットの1つ目は、効果を実感してもらいやすいことです。業務用フェイシャル機器は家庭用と比較してハイパワーなため、1度の施術でも効果を実感しやすくなり、お客様の満足度アップにつながります。
2つ目が、集客や回転率が高まることです。機器を使用すると施術時間の短縮につながり、より多くのお客様に施術を行えます。また、高機能な業務用フェイシャル機器を導入することで、施術を希望する新たな客層の集客も期待できます。
業務用フェイシャル機器(美顔器)の選び方
業務用フェイシャル機器は、多機能で高機能であることが一概にいいとはいえません。導入時には、以下のようなことに注意して選びましょう。
・機能
・コストパフォーマンス
・サポート体制
・サイズ
機能で選ぶ
まず、エステサロンの経営に、本当に必要な機能が備わっているかを見極めることが大切です。多機能、高機能という基準だけで選ぶと、価格が高くなるほか、操作が複雑で使いこなすのに時間がかかることもあります。
エステサロンの目的にあった機能が備わっているか、不必要な機能がないかをしっかりと確認してから選びましょう。
コスパで選ぶ
業務用フェイシャル機器の価格は、100万円前後から400万円を超えるものまで様々です。多機能な機器はその分価格も上がります。
重要なのは、エステサロンの経営に必要な機能が備わっているか、その機能はコストに見合っているかを考えることです。
購入する場合は初期費用が高額になり、レンタルでもランニングコストがかかります。エステサロンの経営を圧迫しないためにも、導入時に返済計画を立て、無理のない資金繰りを行いましょう。
サポート体制で選ぶ
製品の品質はもちろんですが、メンテナンスや故障時の修理、代替機を貸し出してくれるかなど、サポート体制の充実した機器を選ぶことも大切です。
業務用フェイシャル機器には日本製と海外製があります。価格が安すぎる機器の中には、十分な修理やメンテナンスが受けられないものもあるので、注意しましょう。
サイズで選ぶ
大型の業務用フェイシャル機器の場合、個人経営や小規模のエステサロンでは、店舗の広さに対して大きすぎることもあります。購入前に、置き場所にきちんと収まるサイズか必ず確認しましょう。
また、店舗での施術以外に、出張サロンを考えている場合は、コンパクトで持ち運びのしやすい機器を選ぶとよいです。
業務用フェイシャル機器は適した種類を選択することが大切
業務用フェイシャル機器の種類や効果、エステサロンに導入するメリット、機器の選び方について解説してきました。
機器には、イオン導入器や超音波、吸引器など、様々な種類があり、各機器の特徴と期待できる効果を把握することが重要です。
機器をエステサロンに導入すれば、施術の効率や客単価、顧客満足度のアップにつながります。
購入する際には、エステサロンの経営に見合った機能やコスパ、サポート体制、サイズなどの確認を事前に行いましょう。
株式会社はいぽけっとでは、エステティシャンの声から誕生した業務用フェイシャル機器、「Facial Move」を取り扱っています。
エレクトロポレーションやEMSを搭載し、初めての方でも簡単に操作を行えるのが特徴です。日本国内で製造されていて、機器の重さは7キロとコンパクトなサイズ感です。
業務用フェイシャル機器の導入でお悩みであれば、一度ご相談ください。
https://manomano.info/facialmove.html